■フロントバンパーを新設計、スプリッターもよりアグレッシブに
メルセデス・ベンツの最高級サルーン、AMG「GT 4ドアクーペ」改良型の最新プロトタイプを捉えるとともに、その內部をカメラが初めて撮影に成功しました。
AMG GT 4ドアは、2018年のパリモーターショーでデビュー、翌2019年に初代「X2900型」が発売されました。
2021年モデルでは、新しいカラーと新デザインのホイールを追加、小改良が行われていますが、今回は初の大幅改良となります。
豪雪のスウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、フロントエンドに集中的にカモフラージュが施されており、新設計されたフロントバンパーが装備されていることを示唆しています。
偽装のため断言はできませんが、下部吸気口の垂直サポートは、現在のモデルに見られるものよりも目立つように見えるほか、フロントスプリッターもよりアグレッシブにリフレッシュされているようです。もちろん、コーナーエアインテークも刷新されるでしょう。
ヘッドライトとテールライトは、その輪郭はそのままに內部LEDデイタイムランニングライトや、グラフィックが改良されることが濃厚となっています。
キャビン内は、一見変化が見られないようですが、いくつかマイナーアップデートが見られます。ギアシフターは、現行型より薄く短くコンパクトに新設計されているほか、タッチパッドコントローラーは、近くに専用のホーム画面ボタンを備えた、新しいロータリーダイヤルに置き換えられています。
さらに、デジタルインストルメントクラスターと、インフォテインメントシステムのディスプレイも若干異なるように見えています。
エンジンラインアップは、日本市場向けに最高出力367ps・最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジン搭載の「GT 43」、海外市場では最高出力367ps・最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンをはじめ、最高出力435ps・最大トルク520Nmを発揮するアップグレードされた直列6気筒を備える「GT53」などをラインアップ。
頂点には高出力831ps・最大トルク1400Nmを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンと、リアアスクルに電気モーターを搭載する『GT 63S パフォーマンス』などを設定、すべてキャリーオーバーされる可能性が高いですが、最新情報が入り次第お伝えしていきます。