■4つの電気モーターを積み、全輪駆動のセットアップで最大610ps以上
BMWは2021年8月、クワッドモータードライブトレインを搭載したMコンセプト プロトタイプを発表しましたが、カメラが初めて全角度から捉えました。
同ブランドでは現在、ほぼすべての自動車メーカーと同様に、幅広い電動化に向けて動いています。
ポルシェ、メルセデス・ベンツ、アウディなどのライバルは、すでに強力な高性能EVを提供していますが、BMWにはまだ存在しておらず、 このモデルがそのすべてを変えるはずです。
このMプロトタイプは、「i4 M50」をベースに開発されたフルエレクトリックMマシンです。
4つの電気モーターを積み、全輪駆動のセットアップと組み合わされることにより、Mバッジの付いた現在のラインアップよりはるかに強力になると予想されます。
現在「i4 M50」は最高出力536ps、「iX M60」は最高出力610psを発揮しますが、BMWは「前例のないレベルのパフォーマンス」と語っていることから、これらの数値を大幅に超えてくる可能性もありそうです。
キャリアカーで輸送中のプロトタイプは、フロントエンドとリアフェンダーの両方がワイド化されていることに気づきます。バンパー、グリル、ベント、ボンネットなどは、サイドシルを含めて、M3/M4との共有が見られます。
グリルはエンブレムを外したM4 CSLのものです。後部では、リアアクスルの一部の機械部品がディフューザーの下に見えますが、テールはi4と酷似していることがわかります。
今回は輸送中を捉えましたが、プロトタイプがナンバープレートを付けていることから、今後数週間で公道テストが行われる可能性が高いと思われます。