目次
■MotoGPマシンをイメージした800台限定の「モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション」
ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、原付二種スクーター「シグナス グリファス」に、2輪車最高峰レースMotoGPのワークスマシン「YZR-M1」を彷彿させる限定カラーを採用した「モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション」を発表しました。
水冷・124ccのブルーコアエンジンを搭載し、低燃費とスポーティな走りを両立するのがシグナス グリファス。
エッジが効いたデザインの2眼ヘッドライトなどにより、肉食動物をイメージさせるアグレッシブなフェイスデザインが特徴のモデルです。
今回発表された限定カラーは、ヤマハMotoGPマシンを彷彿とさせるカラーを採用し、よりスポーティさをプラス。800台限定で、2023年1月30日(月)に発売されます。
●シリーズ初の水冷エンジン搭載
2021年12月に国内販売されたシグナス グリフィスは、原付2種スクーター「シグナスX」の後継で、シリーズ初の水冷エンジンを搭載したモデルです。
外観は、シグナス・シリーズのイメージを継承しつつも、よりスポーティさをアップさせたフォルムを採用。従来の1灯式から2灯式に変更されたヘッドランプなどにより、よりシャープかつアグレッシブなフェイスデザインとなっています。
搭載するパワートレインは、最高出力12psを発揮する124cc・水冷単気筒のブルーコアエンジン。
高燃焼効率、ロス低減、冷却性の3点を照準に開発されたこのエンジンには、低速向けと中高速向けのカム(吸気側)のリフト量を切り替える「VVA(Variable valve actuation=可変バルブ)」を装備し、全域でのハイパワーに貢献します。
また、エンジンスタート時は始動モーターとして機能し、走行時はジェネレーターとして働く「SMG(Smart Motor Generator)」も採用。従来の始動モーターと減速ギアが不要となることで、車体の軽量コンパクト化や、始動時の静粛性などに貢献します。
車体には重心位置最適化とボディ剛性をバランスさせた新設計のアンダーボーン型フレームを採用。左右非対称のメインパイプやテンションバーによるチューニングなどにより高剛性としなやかさをバランスさせ、軽快なハンドリングを実現します。
ほかにも、見やすい大型液晶デジタルメーター、容量28Lのシート下トランク、USBソケットを備えたフロントポケットなど、快適性と利便性が高い装備も満載。通勤からツーリングまで、幅広い用途に対応します。
●音叉エンブレムなどにはゴールドカラーも採用
今回登場する限定カラーはシグナス グリファスのスタンダード仕様をベースに、外装色にヤマハ製レーシングマシンを象徴するヤマハレーシングブルーを採用。
また、ヤマハMotoGPワークスチーム「モンスターエナジーヤマハMotoGP」のマシン、「YZR-M1」をイメージさせるグラフィックも投入し、元来の戦闘的なフォルムに、さらなるスポーティさを加味しています。
ほかにも、ヤマハのメーカーロゴが入った「音叉」エンブレムやフロントブレーキキャリパーには、ゴールドカラーも採用。レーシーかつ高級感溢れるフォルムを演出します。
価格(税込)は、スタンダード仕様の1万1000円高となる36万8500円。
前述の通り、800台限定ですから、ヤマハMotoGPチームのファンなど、欲しい方はぜひ、早めにショップへ問い合わせた方がよさそうです。
(文:平塚直樹)