■長い時間をかけて個人株主との交流、対話を重ねるファン株主クラブ
ヤマハ発動機の広報グループが発信している「ニュースレター」。今回のテーマは、ヤマハ発動機ファン株主クラブ。
同社の株主が無料で参加できる会員制のクラブで、毎年6月末・12月末時点で、当社株式を1単元(100株)以上保有している株主が対象になっています。
同クラブでは、製造現場、工場の見学、各種イベントの招待、このニュースレターの発信、会員限定のグッズ販売などの特典が受けられます。
同クラブは、上記の条件をクリアした個人株主を対象とした会員制のクラブ(入会金・年会費無料)。
投資を通して接点が生まれた個人株主に、会社の活動や風土、また製品やサービスの魅力について理解を深め、同社を応援するファンになってもらいたいという想いから設立されています。
2018年の設立以来、会員数は増え続け、現在は10,000名を超える株主が入会しているそうです。
同クラブの事務局では、会員との対話や交流の機会として、多様な企画を実施してきたそう。
オートバイの組立工場や東京モーターショー・ヤマハブースの視察会、また同社役員との対話会などもその一例。長期の視点で同社を応援してもらえる個人株主との交流・対話を重ねていくことで、より良い関係を構築するのが狙いです。
今回のニュースレターでは、10月末に開催された体験型イベントである「マリン事業説明会・ボート試乗会」についてレポートされています。
今回のイベントに参加した会員の1人は、「マリンレジャーに興味があり、船舶免許を取りたいと思っていたので参加しました。試乗したEXULT(イグザルト)はまさにファーストクラスで、マリンレジャーの素晴らしさに感動しました。体験イベントに参加してよりヤマハ発動機への理解が深まりました」とコメント。
参加者は、大型艇での浜名湖クルージングや、電動推進ユニット「HARMO(ハルモ)」搭載艇への試乗など、体験を通して同社のマリン事業の魅力と今後へのさらなる期待を実感したそうです。
ファン株主クラブ事務局は、「この数年、コロナ禍の影響を受けて、ファン株主クラブの皆さんとの交流を十分に図ることができませんでした。第7波が落ち着いたこの時期に、製品やサービスをより深く理解、体感いただける4つのイベントを企画しました」との言葉どおり、マリンイベントに続き、子どもと楽しむ「ジュニアプログラミング教室」、広島県の鞆の浦での「グリーンスローモビリティ試乗会」、本社での「共創型クリエイティブイベント」などユニークなイベントが行われました。
また、2022年10月22日には、約5,000人ものモーターサイクルフリークが、山梨県の鳴沢村に集まった「YAMAHA Motorcycle Day 2022」では、投資という新たなつながりによって同社を応援するスタイルを広く告知するため、ファン株主クラブの紹介ブースを出展。既存のヤマハファンからも大きな関心が寄せられたそうです。
(塚田 勝弘)