■よりフラットで、クロームのない最新エンブレムを装着
アウディは現在、コンパクトモデル「A3」ファミリー改良型に着手していますが、「A3セダン」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代A3は1996年に誕生。現行型となる第4世代は2020年に登場したばかりですが、早くも大幅改良の開発がスタートしています。
雨中の中捉えたプロトタイプは、比較的軽いカモフラージュをまとっています。巨大なフェイクエアインテークを備えたバンパーからすると「S」モデルの可能性がありますが、リアエンドにクワッドエキゾーストパイプがないため、「Sライン」と思われます。
ターボブルーで塗装されたプロトタイプは、高級車の基準からみてかなり小さなホイールを装着、シングルフレームグリルには「quattro」のバッジを隠しています。おそらく、11月に導入されたばかりの、よりフラットで、クロームのない最新エンブレムが装着されるでしょう。
後部では、LEDテールライトの内部グラフィックを刷新、バンパーのリフレクターは水平から垂直に変更されていることがわかります。
キャビン内ですが、インフォテインメント用のソフトウェアアップデートを導入する可能性があるものの、10.1インチのタッチスクリーンとデジタルインストルメントクラスター(グレードに応じて10.25または12.3インチ)のハードウェアに関しては、おそらく同じままと予想されます。また安全装置は、より多くの ADAS機能でアップグレードされ、より低いトリムから利用できる可能性もありそうです。
パワートレインは、1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドをはじめ、多くのエンジンがキャリーオーバーされると思われます。
A3改良型のワールドプレミアは、2023年前半と予想され、ハイライディングの「A3 オールストリート」も導入されます。その後、2027年にはエレクトリックモデルとして次世代型が登場予定となっていますが、近い将来エントリーモデルの「A1」が消滅すると噂されており、その場合、A3がその役割を担うことになるでしょう。