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■最新の令和2年排出ガス規制にも適合
カワサキモータースジャパンは、シャープなスタイリングのフルカウルモデル「ニンジャ250」と、アグレッシブなスタイルを持つネイキッドモデル「Z250」の2023年モデルを発表しました。
軽量・高剛性のトレリスフレームや扱いやすい248cc・並列2気筒エンジンなど、共通のプラットフォームを採用する軽二輪クラスの兄弟車といえるのが、これら2モデル。
新型では、それぞれに新しいカラー&グラフィックを採用したほか、最新の令和2年排出ガス規制に適合させていることがポイント。いずれも、2023年2月15日(水)に発売されます。
●ニンジャ250シリーズ
軽量な車体とハイパフォーマンスを兼ね備え、シャープなスタイリングを身にまとったフルカウルモデルがニンジャ250。カワサキ伝統の「ニンジャ」シリーズの中で、最も小排気量のエントリーモデルといえるバイクです。
主な特徴は、まず、軽く扱いやすいハンドリング、スポーティかつ快適なライディングポジションを、より高い次元で実現していること。
搭載する248cc・並列2気筒エンジンは、最高出力35ps/1万2500rpm・最大トルク2.2kgf-m/1万500rpmを発揮し、スムーズな吹け上がりや低回転域で力強いトルクなどにより、非常に扱いやすいエンジン特性を実現しています。
また、急なシフトダウンなどでも後輪タイヤのホッピングやスリップを低減するアシスト&スリッパークラッチも搭載。LEDヘッドライトユニット、ギヤポジションインジケーターなども標準装備することで、高い安全性や使い勝手の良さを実現しています。
その2023年モデルでは、新色の「メタリックマグネティックダークグレー×メタリックマットトワイライトブルー」と「メタリックカーボングレー×メタリックマットカーボングレー」を設定。
また、2022年モデルに設定がなかったKRTエディションが復活。市販車ベースの2輪レース最高峰「WSBK(スーパーバイク世界選手権)」に参戦するワークスレーサー「ニンジャZX-10RR」をイメージした、スポーティなカラーリングを採用しています。
さらに、いずれの仕様も最新の令和2年排出ガス規制へ適合させることで、環境性能もアップさせています。
価格(税込)は、各カラー共に67万1000円です。
●Z250
ニンジャ250のネイキッドバージョンといえるのがZ250です。
ニンジャ250と共通のエンジンや車体を持ちつつも、カワサキのスーパーネイキッド「Zシリーズ」を象徴する「Sugomi(スゴミ)」デザインを採用。
ビキニカウルやアップライトなバーハンドルなどで、戦闘的なスタイルと街乗りなどでも扱いやすいライディングポジションを実現しています。
また、直径41mmフロントフォークや5段階のプリロード調整が可能なリヤショックなど、大型の上級モデルにも引けを取らない足まわりなども採用。俊敏なハンドリングを持ちながらも、タイトターンなどでも取り回しがしやすい特性に貢献しています。
その2023年モデルでは、ニンジャ250と同様に、令和2年排出ガス規制へ適合。また、車体色に「キャンディライムグリーン×メタリックスパークブラック」を採用し、アグレッシブかつ俊敏なイメージを向上させています。
価格(税込)は、63万8000円です。
(文:平塚 直樹)