クルマのサブスクで安く乗れる最新車種5選【2022年版】軽からミニバン、スポーツカー、電気自動車まで

■クルマも「所有」から「定額利用」の時代へ

サブスクサービスのトビライメージ
昨今は自動車メーカーやリース会社などが定額でクルマを利用できるサブスクサービスを続々展開している

定額でコンテンツやサービスを利用できる「サブスク(サブスクリプション=定期購読、継続購入などの意)」の市場規模がどんどん拡大しています。

動画や音楽配信、ファッション、飲食、美容、はたまたお花屋さんまで、幅広いジャンルでサブスクを導入する企業やショップが増加中。そのムーブメントは、もちろん自動車業界にも押し寄せています。

今回は、2022年11月現在、クルマのサブスクで「これはお得!」と思えるイチオシ最新車種を5台ピックアップしてみました。

●その1:トヨタの「KINTO」でオススメはノア!

トヨタ ノアのフロントビュー
7人乗りミニバンのトヨタ ノアはKINTOで月額1万9910円〜

まずは、国内自動車メーカーとして真っ先にサービスをスタートしたトヨタ自動車の「KINTO(キント)」から。

潤沢なラインナップを用意する「キント」は、ヤリスやカローラシリーズ、ノア/ヴォクシー、C-HR、RAV4、新型クラウン、そして同社初のBEVであるbZ4Xまで、各セグメントをほぼ網羅。

コンパクトカーやSUV、ミニバン、セダンはもちろん、乗降サポート機能付き車両や、モデリスタ仕様など、様々なタイプの車種をズラリ28車種も取り揃えています。

税金・保険・メンテナンス費を含んだ月額で、最安値を掲げているのがルーミー(1万4740円〜)で最高値がbZ4X(10万6700円〜)。ただし、bZ4Xは補助金適用が可能なので、たとえば東京都の場合は国の補助金85万円+自治体の補助金45万円=130万円分が月額利用料から減額されることになります。

そんなキントの取り扱い車種のなかで、お値打ち感が高いのがノア。車両価格約300万円の7人乗りミニバンながら、ガソリンのベーシックモデルなら月額利用料1万9910円〜。ハイブリッドモデルでも2万6070円〜と、コンパクトSUVのヤリスクロスやCH-Rと同等、もしくは割安の価格で利用することが可能です。

なお、レクサス専用の「KINTO for Lexus」も用意。加えて、2022年7月には中古車のサブスクサービスもスタートしています(まずは東京・愛知からのスタート。今後順次エリアを拡大予定)。

●その2:ホンダは人気のNシリーズの月借りの「ホンダ マンスリー オーナー」が吉!?

ホンダは、「買う以外の選択肢」を次のように4種類用意しています。

・最短15分〜利用できるカーシェア「EveryGo」
・1〜11ヵ月の短期中古車サブスク「ホンダ マンスリー オーナー」
・3/5/7年の中短期サブスク「楽まる」
・オンライン手続き専用の中長期サブスク「Honda ON」

ホンダ N-WGNのフロント
ホンダのマンスリーオーナーなら、人気のNシリーズを1ヵ月ごとにお試しすることも。写真はN-WGN

とりわけユニークなのが「ホンダ マンスリー オーナー」。ホンダ販売店で整備した中古車を1ヵ月単位で気軽に所有できるサービスです。

毎月定額2万9800円〜(税金・保険・メンテナンス費込み)で、全国48都道府県のHonda Carsが管理する中古車を借り出すことができるようになっています。中古車とはいえ、2022年式の走行距離数千kmという新古車レベルも発掘可能。

月々3〜4万円、1ヵ月単位で使える気安さから、たとえば単身赴任先の相棒として、子どもの送り迎えが必要な時期のサブカーとして、アウトドアシーズンだけのお出かけ用として…など、ライフスタイルに合わせてサクッと利用できるのが「ホンダ マンスリー オーナー」です。

ホンダ N-VANのフロントビュー
ホンダ N-VAN

試しに車種選択ページで「東京都」を選択すると、2022年11月22日時点で32台がヒット。N-BOXやフリード、CR-Vなど様々なモデルが揃っているものの、すべてに「本予約済み」もしくは「利用中」の表示が出ており、同サービスの人気ぶりが窺えます。

ちなみに、利用料は次のとおり。

・軽自動車:2万9800円(ホンダ センシング付は3万9800円、以下同)
・コンパクトカー:3万9800円(4万9800円)
・ミニバン/SUV/セダン:4万9800円(5万9800円)
・プレミアムミニバン/SUV/セダン:5万9800円(6万9800円)
・福祉車両(N-BOXスロープ付き車両など):3万9800円(4万9800円)
・スポーツカー(S660):5万9800円

Honda eのフロントビュー
「初BEV」を体験するきっかけとしてサブスクを活用するのも手。写真はHonda e

やはり、軽自動車のNシリーズがなんといってもリーズナブル。N-WGN、N-BOX、N-ONE、N-VANとボディバリエーションが豊富なうえ、人気車種だけに在庫数が潤沢なのも魅力です。

もうひとつ気になるのが「ホンダe」の存在。先進安全運転装備のホンダ センシング付きなので6万9800円と割高な感じもしますが、まだ不安に感じる方が多いはずの「BEVとの生活」を、気軽に試すことができるという点では大変魅力的です。

●その3:日産の「ClickMobi」では最新の軽EV、SAKURAに注目

日産のサブスクサービスは「ClickMobi(クリックモビ)」。目下大人気の軽EV、SAKURAをはじめ、ノート、オーラ、キックス、リーフ、エクストレイル、セレナをラインナップしています。東北地方や四国の一部など、対象外の地域もありますが、徐々にエリアを拡大中。

日産 サクラのフロントビュー
発表以来、大反響を集めている軽EVの日産サクラ

キントは基本ペットNG、ホンダ マンスリー オーナーはケージ利用でラゲッジスペースならOKという制限があるなか、クリックモビは「ペットの同乗もOK」のコピーが犬好き(←筆者♪)の心をくすぐります。

クリックモビで注目の1台は、やはり最新の軽EV、SAKURA。通常の月額料金は2万8600円〜ですが、シンプル装備のベーシックグレードに限定した「エントリープラン」なら、さらにお安い2万2990円〜となります。補助対象車なので、適用できればもっとお得に。自宅への充電設備設置についても、日産の販売店によるサポートを受けられます。

●その4:ヤリスが2万円台から利用できるオリックスの「いまのり」

オリックスは個人向けカーリースを1984年にスタートした老舗。2004年からは「いまのり」シリーズを展開しています。

こちらは自動車保険こそユーザー負担となるものの、国産全メーカーの全車種を2〜11年の契約プランで利用できるのが特徴です。一定の条件に従えば、中途解約金なしで車両の返却、または乗り換えを行うことも可能。さらに、7年/9年/11年のプランの場合、リース期間終了後にそのままクルマをもらうことができるのも人気の理由です。

注目したいのが、毎月更新される「今月の特選車」。2022年11月29日までの特選車を例にとってみると、ダイハツ・ミライースの月額利用料が1万3530円〜、トヨタ・ヤリスが2万3430円〜、ホンダ・ヴェゼルが3万4870円〜となっています。

トヨタ ヤリスのフロントビュー
トヨタ ヤリス

たとえば、KINTOのヤリスは解約金フリープランだと「月額3万3770円〜/契約期間は再契約対応で最長7年まで/申込金18万8430円」ですが、オリックスの7年契約プラン「いまのりセブン」だと「月額2万9920円〜/最長7年、5年で乗り換え・返却可能/頭金0円」です。

もっとお得なサブスクの選択肢として、「中古車リース」も気になるところ。月額利用料には登録諸費用、期間中の税金・保険料、納車陸送費含まれるうえ、頭金もボーナス加算もなし。リース期間終了後は、そのままクルマを譲り受けることが可能です。

サイト上では、「〜1万円」「〜1万5000円」「〜2万円」など、月々のリース料別に車種を検索することができ、軽バンや軽トラックも豊富に揃っています。

●その5:ロードスターやスープラも選べるナイル社の「カルモくん」

マツダ ロードスターのフロントビュー
マツダ ロードスター

オリックスと自動車産業DX事業を営むナイル社が、2018年にスタートしたのが「おトクにマイカー 定額カルモくん」。

2022年3月1日時点で申込者数10万人を突破した人気の理由は「頭金・ボーナス払いなし、税金・保険料込みで月額1万円台から新車・中古車に乗れること」にくわえ、「7年契約以上のすべてのクルマが走行距離制限がなくなる」など、“ガシガシ乗る派”に嬉しい条件を用意している点。

トヨタ スープラのフロントビュー
トヨタ スープラ

公式サイト上には2022年11月22日時点で129件の新車が掲載されており、最安値はダイハツ・ミライースの月額1万1830円〜。ダイハツ・コペンやマツダ・ロードスター、トヨタ・スープラ、スバル・BRZといった個性派スポーツモデルを選択できるのもカルモくんの注目ポイントです。

●番外編:新しモノ好きはエネオスの「のりかえプラン」という選択肢も

エネオスが、全国のサービスステーションを拠点に展開しているサブスク型カーリース事業が「ENEOS新車のサブスク」です。国産車から厳選した人気車種の新車を、月々定額で利用可能。違約金無しで別の新車に乗り換えることができる「のりかえプラン」があること、そして店頭価格でリッター当たりマイナス5円の特別価格で給油できるのが特徴です。

マツダ CX-5のフロントビュー
マツダ CX-5

「のりかえプラン」を選べば、2年ごとに次の新車に乗り換えが可能に。車種はいささか絞られますが、それでもトヨタのノア/ヴォクシーからマツダ・CX-5、日産・ノート、ホンダ・N-WGN、スズキ・スペーシアギア、ダイハツ・タントといった新車販売ランキング上位組が揃い踏みとなっています。

とくに昨今は、個性的な軽自動車が続々登場しているとあって、あれやこれやと目移りしてしまうユーザーの方も少なくないはず。

「のりかえプラン」なら、最新の個性派軽自動車を2年ごとにたっぷり堪能できるので、新しモノ好きの方には気になるシステムといえるのではないでしょうか。なお、月額利用料はダイハツ・ミラ イースの2万5080円〜が最安値となっています。

三代 やよい

【関連リンク】

・トヨタ自動車 KINTO
https://kinto-jp.com/

・ホンダ マンスリー オーナー
https://www.honda.co.jp/monthlyowner/

・日産 ClickMobi
https://ws.nissan.co.jp/

・オリックス マイカーリース
https://www.carlease-online.jp/

・おトクにマイカー 定額カルモ君
https://carmo-kun.jp/

・ENEOS新車のサブスク
https://eneos-cl.com/

この記事の著者

三代やよい

三代やよい 近影
自動車メーカー勤務後、編集・ライティング業に転身。メカ好きが高じて、クルマ、オートバイ、ロボット、船、航空機、鉄道などのライティングを生業に。乗り継いできた愛車は9割MT。ホットハッチとライトウェイトオープンスポーツに惹かれる体質。生来の歴女ゆえ、名車のヒストリーを掘り起こすのが個人的趣味。