■2024年デビューの次期型は「eCMP」アーキテクチャ採用で電動化か?
ランチアは現在、コンパクトモデル「イプシロン」次期型を開発していると見られますが、その予想CGを入手しました。
「Y」と書いてイプシロンと呼ばれる初代モデルは、1995年に誕生しました。3代目となる現行型は2011年に登場、ボディタイプは従来の3ドアから5ドアへ変更され、BセグメントからAセグメントへ移行されています。
デザイナーのマルコ・マルテーゼ氏から提供された予想CGは、ステランティスのアーキテクチャに基づくフルエレクトリックモデルだといいます。
フロントエンドには、超スリムなヘッドライトを装備し、左右がLEDバーで結ばれています。その下には同ブランドの五角形グリルを配置、スタイリッシュなバンパーインテーク、ボンネットの力強くダイナミックなラインなど、成熟したデザインが見てとれます。
足回りにはタービン型アルミホイールを装着、ハッチバックとしては最低地上高に余裕があり、グロスブラックのホイールアーチと組み合わせることによりクロスオーバーのイメージに進化しています。
側面ではキックアップするキャラクターラインをはじめ、力強いCピラー、フラッシュドアハンドルやデジタルミラーが見てとれます。
後部では、ルーフスポイラーや大型ウインドウが確認できます。またLEDテールライトはウインドウに内蔵され、ナンバープレートの上のスリムなLEDバーを介して左右が接続されています。
市販型では、ステランティスの「eCMP」アーキテクチャを採用、EVパワートレインは、最高出力136ps、最大トルク260Nmを発揮する強力な電気モーターと、約400kmの航続距離を可能にする50kWhのバッテリーが積まれます。
ランチアは2024年に次期型イプシロンを投入することをアナウンスしていますが、その詳細は明らかにされていません。しかし、入手した情報によると、次期型ではEVとハイブリッドパワートレインを提供、2028年にはEV専用モデルとなるといいます。