メルセデス・ベンツ EQS SUVに、2000万円超えの最高級モデル「マイバッハ」導入へ

■「エレクトリック・ウルトラ・ラグジュアリー・クロスオーバー」として市販化

メルセデス・ベンツは9月29日、新型EVクロスオーバー「EQS SUV」を欧州で発売することを発表しましたが、その高級モデルとなる「マイバッハ EQS SUV」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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メルセデス マイバッハ EQS SUV 市販型プロトタイプ スパイショット

同モデルは、2021年のミュンヘンモーターショーでコンセプトカーとして初公開、「エレクトリック・ウルトラ・ラグジュアリー・クロスオーバー」として市販化が予定されていました。

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メルセデス マイバッハ EQS SUV 市販型プロトタイプ スパイショット

オーストリア・アルプスで捉えたプロトタイプは、前後ディテールが隠されているものの、垂直バーを備えるアグレッシブなバンパーインテークを初めて見ることができます。

生産仕様では、フードオーナメントとリアピラーにマイバッハのバッジを装着。専用グリル、専用ホイールを装備すると思われます。

コンセプトモデルの内部では、フローティングセンターコンソールで区切られ2つの独立した後部座席があったほか、センターアームレストに統合されたインフォテインメントシステムを特徴としており、市販型でも同様のものが見られる可能性があると思われます。

さらには、後部座席のエンターテイメントシステム、折りたたみ式テーブル、シャンパンゴブレット、冷蔵コンパートメントが装備されると予想され、プレミアムレザーとウッドトリム、そして同社の大規模なMBUXハイパースクリーンディスプレイも期待できます。

マイバッハバージョンがどのパワートレインを搭載するかは不明ですが、「EQS 580 4MATIC」と共有する可能性が高く、その場合、最高出力543ps・最大トルク857Nmを発揮するデュアルモーター全輪駆動システムを搭載し、0-100km/hは4.5秒で加速し、最高速度は209km/h、1回の充電で285マイル(459km)の走行が可能となります。

マイバッハEQS SUVのワールドプレミアは、2022年内または2023年初頭とみられ、価格は150,000ドル(約2,200万円)と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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