■リアオーバーハングがストレッチされ新設計
ルノーは現在、ミニバン「エスパ」後継モデルとなる新型のラージクロスオーバーSUVを開発中ですが、そのプロトタイプを全角度から初めて捉えました。
この新型SUVは「カジャール」後継モデルとして2022年初頭にデビューを果たした、「オーストラル」の3列7人乗りバージョンです。
プロトタイプは全身にカモフラージュラップをまとっていますが、オーストラルと同じに見えるヘッドライトを装備。そのほかバンパー、ボンネット、フロントフェンダー、フロントドアなども共有しているように見えます。
ただし、フロントノーズは専用のデザインが与えられる可能性も残されているようです。
Bピラーから後方にかけては比較的フラットなルーフがみてとれ、ホイールベースが延長、リアオーバーハングがストレッチされ、新設計されたボディを備えています。リアエンドは、スポーティなオーストラルより垂直ですが、LEDライトは酷似しています。
キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスター、12インチのインフォテインメントタッチスクリーン、9.3インチのヘッドアップディスプレイを装備。5人乗りバージョンとダッシュボードを共有すると予想されており、違いは後部に2つの追加シートがあることでしょう。
ストレッチされたオーストラルは、通常モデルの電動パワートレインを搭載したFFのみのSUVが予想され、最高出力130psを発揮する.2リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジン+48Vマイルドハイブリッド、最高出力140psを発揮する1.3リッター直列4気筒+48Vマイルドハイブリッドをラインアップするほか、「E-Tech」バッジを備えたプラグインハイブリッドでは、最高出力160ps、または200psを発揮する1.2リットルエンジンが採用されます。
ワールドプレミアは2023年内と思われ、市販型では、「グランドオーストラル」を筆頭に「オーストラル エスパス」などが有力候補に挙げられています。