■マーク・フィリップ・ゲンバラ「マルシャン」と同一のホイールを装着
ポルシェ911ターボをベースとする謎のプロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、かなり大型のフェンダーフレアを装着、その下に何かを隠しているようです。またボディをリフトアップし、フロントコーナーには一時的なターンシグナルランプが配置されているほか、フェンダー上部にはセンサーらしきものもみられます。
足回りには、6セットのV字型スポークを備えたセンターロックホイールを履いています。これは他のポルシェでは見られないデザインです。
さらに「M061015」というナンバープレートに注目です。
通常、最初の文字は登録の場所を示すのですが、ポルシェの場合、多くはシュトゥットガルトを示す「S」で始まるプレート、またはポルシェが複数のオフィスを構えるルートヴィヒスブルクを示す「LB」で始まるプレートを装備しています。
しかしこのプロトタイプは、ミュンヘンでの登録を示す「M」なのです。
ポルシェは現在、911をベースとするハイライディング「サファリ/ダカール」(仮称)を開発中で、その最新プロトタイプの可能性もありますが、これまで捉えたプロトタイプは「ターボ」ベースではありませんでした。
謎ばかりのプロトタイプですが、調べてみたら、ホイールがマーク・フィリップ・ゲンバラ(MARC PHILIPP GEMBALLA)「マルシャン」と同じものであることがわかりました。
「マルシャン」はオフロード仕様のポルシェ959からインスパイアされたカスタムメイドモデルで、「992 ターボS」をベースした最高出力750psを発揮する強力なオフローダーです。
果たしてプロトタイプの正体は、「サファリ/ダカール」のターボバージョンなのか、マルシャンとの関連性はあるのか…? 新情報を入手次第、お伝えしていきます。