■フロントバンパー両サイドに垂直のインテークを追加など
アウディのコンパクトハッチバック『A3』に設定されるハードコアモデル、「RS3」のプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
しかし、現行A3は2020年に導入、その後、高性能「S3」が設定され、頂点に君臨する「RS3」は2021年に登場したばかりのほか、10月18日には「RS3 パフォーマンスエディション」が発表されたばかりで、改良型には早すぎる感じです。
ですが、ボディ前後と下部をカモフラージュしたプロトタイプを検証していくと、細部がかなり変更されていることがわりました。
フロントエンドでは、バンパー両サイドに垂直のインテークが追加されているほか、グリルがダイヤモンドメッシュに刷新、その形状にも変化がみられます。さらに、フォーリングスのバッジは現行モデルよりフードに近い位置に配置、フェンダーはより角張ったデザインに新設計されています。
足回りでは、新しいY字10スポークホイールを装着し、その奥には穴の空いたクロスドリルドブレーキローターが見えます。
後部では、リアバンパーのフェイクグリルが削除されたように見えますが、カモフラージュは新デザインを隠している可能性があるほか、ディフューザーもわずかに異なるようです。また2本の楕円形エキゾーストパイプは健在のようです。これが改良型の場合、インテリアにもいくつかの微調整が期待できると思われます。
現行型のパワートレインは、2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力401ps・最大トルク500Nmを発揮、7速デュアルクラッチボックスと組み合わされ、全輪駆動システムにパワーを送ります。トルク可変配分を実行し、ドリフトができる「トルクスプリッター」の搭載も魅力です。
これらの仕様に何らかのアップデートがなされるかは不明ですが、いずれにしても改良型が登場するまで、少なくともあと2年以上は時間がかかるでしょう。