■ベースモデル「911 GT3」の6分59秒927よりも10秒短縮
ポルシェは、「911」のパフォーマンスモデル「911 GT3 RS」が、ニュルブルクリンク北コースの12.92マイル(20.8km)を、6分49秒328で走り抜けたことを発表しました。
GT3 RSのパワートレインは、4.0リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載、7速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされ、最高出力525ps・最大トルク465Nmを発揮します。また0-100km/h加速3.2秒、最高速度296km/hのハイパフォーマンスを持ちます。
2021年6月に、「Manthey Racing」コンポーネントを搭載した「911 GT2 RS」が計測した、6分43秒30の市販車レコードを破ることはできなかったものの、ベースモデル「911 GT3」が2021年2月に記録した、6分59秒927よりも10秒短縮しています。
ハンドルを握ったのは、ブランドアンバサダーのヨルク・ベルクマイスター氏で、ボディは、フロントフェンダー、シートなどの部分に炭素繊維強化プラスチックを使用して軽量化しているほか、オプションの「ヴァイザッハ パッケージ」により、さらに多くのCFRPコンポーネントが追加されています。また足回りには、フロントが 275/35R20、リアが 335/30R21の「パイロットスポーツ・カップ2R」タイヤを履いています。
ポルシェのGTカー担当ディレクターである、アンドレアス・プロイニンガー氏は、「ドッティンガー・ヘーエの長いストレートに強い向かい風が吹き、アスファルトの温度が低いなど、理想とはほど遠いコンディションを考えると、今回の結果には満足している」とコメントしています。