■2021年公開「エレクトリファイド スポーツ コンセプト」の可能性
トヨタが、「LFR」と「レクサス LFR」の車名を欧州で商標登録したことがわかりました。現在、欧州連合知的財産庁が処理しており、商標が付与されるまで数ヵ月かかる可能性があるといいます。
通常レクサスは、2つの文字と3つの数字から車名がつけられることが多いですが、LFAなどの例外も見られます。
またハイブリッドパワートレインを持つモデルには、末尾に「h」のイニシャルが入りますが、この車名には入っておらず、今後新たに商標登録がみられるかもしれません。
LFRは、LFAと文字列が似ており、スポーツカーを示している可能性もありそうです。
注目は2021年12月、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開されたハイパフォーマンスEVのスタディモデル「エレクトリファイド スポーツ コンセプト」の市販化です。
今年のモントレーカーウィークでも展示され話題を集めましたが、現段階でこのモデルが「LFR」の正体である可能性があると見ていいでしょう。
エレクトリファイド スポーツのパワートレインは不明ですが、435マイル(700km) を超える航続距離を誇り、0-100km/h加速は2.0秒強というハイパフォーマンスを持つEVスポーツカーで、市販型ではシミュレーテッド・マニュアルトランスミッションを搭載すると噂されています。
これは電気モーターからの出力を制限し、ドライバーに「ギア」を変更してロックを解除させるものと言われています。ただし、このシステムはまだ実験段階にあるといわれ、最終的に採用されるかは不明です。
いずれにしても、LFRの正体が分かり次第、お伝えします。