巧妙な偽装を暴け!ランボルギーニ「アヴェンダドール」後継モデルはブランド初の量産V12プラグインハイブリッドに

■アヴェンタドール LP780-4 Ultimateの最高出力780ps超えは確実

ランボルギーニのフラッグシップ・スーパーカー「アヴェンタドール」後継モデルの最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ランボルギーニ アヴェンダドール後継モデル プロトタイプ

アヴェンタドールは、「カウンタック」の血統を受け継ぐフラッグシップ「ムルシエラゴ」の後継モデルとして2011年に登場。ベースモデルは6.5リットルV型12気筒エンジンを搭載し、最高出力は700ps・最大トルク690Nmを発揮します。

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ランボルギーニ アヴェンダドール後継モデル プロトタイプ

ドイツ市街地で捉えたプロトタイプは、徐々にカモフラージュが削げているものの、エクステリアデザインの重要部分は秘密のままです。

ですが、ボディパネルは生産型とみられるほか、非常にコンパクトなヘッドライトを装備。足回りでは、幅の広いタイヤを装着、黄色のキャリパーが付いた大型のクロスドリルドブレーキローターが取り付けられていることがわかります。またバッテリーによる爆発や、大きな火事などのトラブルに備えて、赤いキルスイッチも確認できます。

側面では高電圧ステッカーが貼られ、巨大なエアインテークを装備。Aピラーの基部に小さな固定ガラスがあり、尖ったサイドミラーが高く設置されています。

後部はテールライトにダミーステッカーを貼りデザインを誤魔化しているようですが、本物は、上部に取り付けられたクワッド排気口の側面にあり、Y字のような形をしていることがわかります。エンジン横には、V12燃焼エンジンとハイブリッドパワーユニットの両方が詰め込まれたエンジンルームから、空気を取り込むために不可欠な大きな冷却ベントも見てとれます。

弟分のウラカンは自然吸気V型10気筒と決別、V型8気筒ツインターボに置き換えられますが、フラッグシップではV型12気筒を維持。新開発の自然吸気V12エンジンと電気モーターを搭載し、ブランド初の量産V12プラグインハイブリッドとなります。

スペックは、「アヴェンタドール LP780-4 Ultimate」の最高出力780ps・最大トルク720Nmを遥かに超えてくる可能性は高いと思われます。

まだ名もない新型スーパーカーのワールドプレミアは、2023年内と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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