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■スポーツカー「GR86」も次期モデルで電動化?
2012年のデビュー以降、長らくスポーツカーファンに支持されて来たトヨタ86ですが、2021年10月には車名が「GR86」に改められ、エンジン排気量を2.0Lから2.4Lへと拡大。外観や走りがリファインされていっそう洗練度を増しています。
スバルとの共同開発により、意のままに操れる“手の内感”や、限界域でのリニアな応答性、キビキビした走りといったGRらしい走りの味を持たせることに注力したと言います。
●2022年9月に謎のオーダーストップ
一方、昨今の半導体などの部品不足による生産遅延が常態化するなか、トヨタの販売店では2022年9月21日以降、GR86の受注を停止しました。
しかし、トヨタから正式なアナウンスが無いことから、巷では様々な憶測を呼んでいるようです。
ただ、同車は進化や熟成を伴う性格のスポーツカー。これまでも改良前に受注をストップした前例があるため、現状の納期の長さを勘案して早めに受注をストップした可能性が考えられます。
ちなみに、本年6月にGR86の販売が開始された欧州市場においても、当初から2年間の期間限定販売モデルとなっている点も見逃せません。
●早くもフルモデルチェンジの噂
そうしたなか、各種情報によると2025年のデビューを目標にGR86のフルモデルチェンジに向けた開発がすでに始まっているようです。
注目は次期モデルでは従来のようなスバルとの共同開発ではなく、企画からデザイン、設計、開発に至るまでトヨタが独自で進めている模様。
パワーユニットもスバルの水平対向ボクサーエンジンに代わり、GRヤリス用の1.6L直3ターボエンジン(272ps/37.7kgm)にモーターを加えたハイブリッド仕様になるようです。
システム出力300ps超えは確実とみられ、自社のFR用プラットフォームを改良&進化させて使用する模様。
●次期プリウス似のフロントマスクを採用?
次期モデルで予想される車体サイズは、現行モデルの全長4,265mm×全幅1,775mm×全高1,310mm、ホイールベース2,575mmに対して、全長、全幅、ホイールベースが拡大され、全高は逆に低くなる見込み。
車高が低くなることで、従来にも増して精悍さが増すものと予想。
エクステリアについては、基本的にキープコンセプトとみられ、フロントマスクは本年末の登場が予想される次期プリウスと同様に、細幅横一文字の意匠を採用している可能性が高く、リアビューについても近年トレンドの細幅LED式テールランプの採用が見込まれます。
気になる車両価格は現行モデルが279.9万円~351.2万円なのに対して、ハイブリッド化に伴い400万円台となりそう。
開発が順調に進めば、新型クラウン同様、先代モデルの登場から僅か4年でフルモデルチェンジされることになるだけに、今後の動向が注目されます。
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