ヤマハ発動機グループの自動搬送サービス「eve auto」が、パナソニックの工場に試験導入

■EVによる自動搬送で、省人化と安全性向上を狙う

以前お伝えしたように、ヤマハ発動機は工場内などの自動運転搬送サービス「eve auto(イヴオート)」の試験導入に取り組んでいます。

2022年9月28日(水)、ヤマハ発動機のグループ会社「eve autonomy(イヴオートノミー)」は、自動搬送サービス「eve auto(イヴオート)」が、パナソニックの大泉地区コールドチェーン工場において試験導入されたと発表しました。

ヤマハ発動機 イヴオート
パナソニックの工場が自動搬送サービス「eve auto」を試験導入

これにより、自動搬送サービス「eve auto」の試験導入は、ヤマハ発動機の工場を含めて6社9台になっています。

自動運転搬送サービスにより、高効率化と安全面の向上も期待できる「eve auto」は、屋内外の環境を含めたクローズド空間が稼働対象になります。

搬送の自動化ニーズに応えるために開発された、EVによる自動搬送サービスで、屋外向けに設計されたランドカーと自動運転システムがベースになっています。これにより、多少の風雨や路面の凹凸があるような環境下でも安定した運行が可能になっています。

パナソニックの大泉地区コールドチェーン工場は、業務用冷蔵庫、冷蔵・冷凍ショーケース、飲料ディスペンサーなどの製造を行っていて、同工場の製品は、スーパーマーケットやレストランなどでの幅広いシーンで活躍しています。

同工場では、いくつかの工程で、複数の建屋をまたぐ部品搬送が発生し、有人運転のフォークリフトやトラックが数多く稼働しているそう。

今回は、フォークリフトによる搬送から「eve auto」による牽引に搬送方法を置き換えることで、省人化をはじめ、サイズが大きく重量のある冷蔵・冷凍ショーケース用パネルなどの大型部品を搬送する際の、安全面の向上も盛り込まれています。

ヤマハ発動機が注力している新規事業のひとつである低速自動走行では、特定条件下での自動運転技術の確立により、輸送の事業化を推進し、物流の省人化を掲げています。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。