■48VマイルドハイブリッドやPHEVなど電動化が加速
チェコを拠点とする自動車メーカー「シュコダ」が販売する人気クロスオーバーSUV「コディアック」次期型プロトタイプを初めて捉えました。
初代となる現行型コディアックは、2016年に発売。プラットフォームにはVWグループの「MQB」を採用、「ティグアン」と同一のホイールベースを持ち、2列3人乗りと3列7人乗りのシートレイアウトが提供されています。
捉えたプロトタイプは開発初期段階であり、現行型ボディをまとうテストミュールです。
しかし、フロントとリアはカモフラージュされ、その下には新設計されたヘッドライトやバンパーが試験的に装着されている可能性があります。
また20インチのホイール、赤いブレーキキャリパー、デュアルエキゾーストパイプを装着していることから、高性能「RS」ベースと思われます。
開発車両は、エンジンや車両に対して負荷を発生させ、路行状態を再現するための「ダイナモーター」を牽引、よく見るとボンネットがほかのボディパネルとは異なる色で塗装され、フロントに比べてリアアクスルが地面に対してわずかに低い位置にあるように見えます。
次期型では、現行型と同じMQBプラットフォームを採用、電動化をサポートします。パワートレインはガソリンエンジンとディーゼルエンジンを提供、48ボルトのマイルドハイブリッド(MHEV)テクノロジーが導入されるほか、プラグインハイブリッド(PHEV)バージョンが登場する予定です。
コディアック次期型のデビューはまだ先で、早くとも2023年秋以降になるでしょう。