■ポルシェ「パナメーラ」やアウディ「A7」に対抗すべく4ドアクーペ開発
フォードは2022年9月14日、米国で開幕したデトロイトモーターショー2022にて、ブランドの象徴である2ドアスポーツカー「マスタング」新型をワールドプレミアしましたが、その4ドアバージョンを大予想しました。
ワールドプレミアと同時に、フォードのシニアエクステリアデザイナー、クリストファー・スティーブンス氏によるマスタング新型のスケッチが公開されたのですが、注目されたのが、その中の1カットにマスタングの4ドアバージョンが描かれていたことです。
そのイラストでは、長いルーフ、コンパクトなリアドアが確認できます。
初代マスタングは1964年に誕生、58年間に渡り2ドアクーペのみ販売されている同ブランドの伝統的スポーツカーですが、数年前からポルシェ「パナメーラ」やアウディ「A7」に対抗すべく4ドアクーペ開発の噂があるほか、「マスタング マッハE」が4ドアであることを考慮すれば、マスタング新型に設定される可能性は否定出来ないでしょう。
そこで、予想CGを制作したのはお馴染み「Sugar Design」です。フロントエンドは最新のポニーカーからデザインを継承。スケッチより極端ではないクーペルーフ、実用性の高いリアドアを装備しています。
リアエンドは制作されていませんが、マスタングの象徴的なテールライト、クワッドエキゾーストパイプを備えている可能性が高いです。
マスタング新型のパワートレインは、2.3リッター直列4気筒ターボチャージャーエンジンと、5.0リッターV型8気筒エンジンが設定されています。このV8を搭載する「GT」では、マスタング史上最も強力なV8が予想されており、最高出力500psオーバーが期待され、4ドアクーペが導入されてもエンジンは共有されるはずです。