新型「プリウス」がスポーティな4ドアクーペになって2022年末にデビュー?

■低く、ワイドになって操安性や燃費がさらに向上

新型プリウスのサイドビュー(筆者予想)

2022年12月下旬にフルモデルチェンジが噂されているトヨタを代表するハイブリッドカー「プリウス」。

5代目となる新型では、現行の5ドアハッチタイプに対して、よりスポーティな4ドアクーペに変身する模様で、公道で試験走行する同車の姿が目撃されるケースも出始めているようです。

新型プリウスのフロントマスク(筆者予想)

各種情報によると、新型クラウン「スポーツ」や「bZ4X」にも通じる「コ」の字をモチーフにしたDRL(デイタイム・ランニング・ライト)のデザインが特徴的で、ヘッドランプには多眼式LEDタイプを採用。

細幅のラジエーターグリルがそれに繋がっており、ロアグリルはbZ4X風の意匠になっている模様。

●空気抵抗低減で燃費を向上

新型プリウスのエクステリア(筆者予想)

フードパネルから滑らかに繋がるフロントウインドシールドは積極的に寝かされており、ルーフ高さを低く抑えることで現行の車高(1,470mm)を50~60mm程度下げている模様。これは空気抵抗を減らす事が目的とみられます。

併せて全幅(1,760mm)、ホイールベース(2,700mm)を現行モデル比で拡大することにより、操安性や居住性の向上を図っている模様。

●見栄え向上でリヤドアハンドルをCピラーへ移動

新型はリヤドアハンドルをCピラーに移動(筆者予想)

サイドビューではリヤドアハンドルがCピラーに移され、すっきりとした見栄えを実現。

新型クラウン「クロスオーバー」のエクステリア

上級グレードには19インチ径のアロイホイールが装着される可能性が高く、クーペボディではあるものの、前後ホイールアーチに新型クラウンと同様の樹脂プロテクタが装着されるようです。

またリヤ廻りでは近年流行りの細幅横一文字タイプのテールランプを採用。

●最新のパワートレーンに刷新。WLTCモード燃費40km/Lに迫る

プラットフォームについてはノア/ヴォクシーへの採用で熟成が進むTNGA「GA-C」を採用。第5世代のハイブリッドシステム搭載と相まって、動力性能が大幅に向上している模様。

熟成が進む「GA-C」プラットフォーム

1.8L直4エンジン+モーターに加え、従来比で30%小型化&出力が15%向上した新開発リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、WLTCモード燃費が20%以上向上する見込みで、空気抵抗低減効果と相まって40km/Lに迫る可能性がありそうです。

またPHV用の搭載エンジンは1.8Lから2.0Lに排気量がアップされる模様。

サスペンションについては前ストラット、後ダブルウィッシュボーンを継承。スポーティなフォルムに相応しいハンドリング性能を獲得している模様で、モーターやバッテリーの性能向上と相まって、心地良い加速と優れた燃費性能を高次元で両立させている模様。

安全面では、最新機能を採用した先進運転支援システム「トヨタセーフティセンス」を標準装備。

●デビューは2022年12月末の予想。発売時期は・・・

新型プリウスのエクステリア(筆者予想)

今回のモデルチェンジでスポーティな方向に振ったエクステリアを纏うとみられる新型プリウスですが、発売時期については半導体などの部品不足を背景に2023年1月以降になる模様。

その際、PHV仕様については同時、もしくはやや遅れての登場になるようです。

新型プリウスのサイドビュー(筆者予想)

ちなみに現行モデルの受注は6月までに打ち切られており、受注残分の生産を終える11月下旬を目処に新型の先行予約が開始されるとの情報も有ります。

気になる車両価格は290万円(FF)~380万円(E-Four)の範囲で設定される見込み。

いよいよ年末に迫ったフルモデルチェンジへの動きが大いに注目されます。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

トヨタ プリウス
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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