■1980年代の2代目「E28」以来35年ぶりに非MバージョンがV8搭載なし
BMWは現在、主力「5シリーズ」次期型を開発していますが、次期ラインアップからV8エンジンが排除される可能性があることがわかりました。。
次期型では高性能モデル「M550i」が廃止され、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンと決別するという噂が浮上。そうなれば、1980年代の2代目「E28」以来、35年ぶりに非MバージョンがV8を搭載しないことになります。
これは数年前に、ディーゼルクワッドターボエンジンを搭載した「M550d」の終了に続くものとなりそうです。
おそらく最近発表された「M760e」と同じ直列6気筒プラグインハイブリッドを採用する、「M560e」と置き換えられることを示唆しています。
2023年発売予定のM760eは、3.0リッターエンジンと電気モーターを搭載し、出力合計571ps・最大トルク800Nmを発揮します。0-100km/h加速は4.3秒で、PHEV のパフォーマンスとしては十分ですが、M560eはわずかに軽いため、理論的にもう少し速くなる可能性がありそうです。
一方、ハードコア「M5」には、新開発の4.4リットルV型8気筒ツインターボガソリンエンジンの搭載が有力となっています。これに電気モーターを組み合わせることにより、最高出力は650ps、最大トルク800Nmは確実と見られており、EV航続距離は80kmになるといいます。また噂では最高出力750psを発揮する、より強力なトップモデルも設定されると予想されます。
さらに次期型では『M5ツーリング』の復活が挙げられます。M5ツーリングは、1992年の「E34型」から2007年の「E61型」に設定されていたワゴンです。E34型では直列6気筒エンジン、E61ではV型10気筒エンジンを搭載。現在はコレクターズアイテムとなり、人気を集めています。これが復活となれば5シリーズ次期型にとって最大級の喜びとなるかもしれません。