■ダウンサイジングは見送りで4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン搭載
BMWが開発を進めるクロスオーバーSUV「X5」改良型の頂点に君臨するハードコアモデル、「X5M」市販型のデザインを予想プレビューしました。
予想CGを提供してくれたのは、お馴染みNikita Chuicko氏です。ニュルブルクリンクで捉えた最新プロトタイプで発覚した通り、水平スラットを備える新デザインのキドニーグリルが装備されています。
スリムなヘッドライトは、ボンネットフードの前縁と接続、バンパーには角張った複数のエアインテークを装着、アグレッシブに仕上げられています。
これまでのスパイショットでは後部が露出しておらずディテールが不明でしたが、CGでは情報を元に新設計されたLEDテールライトが描かれているほか、微調整されたバンパー、ディフューザー、クワッドエキゾーストパイプが確認できます。
室内のアップデートでは、EVの「iX」と同様に、独立したデジタルインストルメントクラスターと、インフォテイメントスクリーンを持つ「iDrive8」を採用するはずです。この更新により、ダッシュボードを新設計、インテリアレイアウトが根本的に刷新される可能性がありそうです。
X5Mのパワートレインは、現行世代でのダウンサイジングは計画されておらず、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンがキャリーオーバーされる見込みです。最新情報では、改良型は「コンペティション」モデルのみの発売になるとされ、その最高出力は617psに向上すると噂されています。
X5、およびX5M改良型のワールドプレミアは、2022年内と予想されます。