ポールスターのEVセダン『ポールスター2』改良型プロトタイプの激変したフロントエンドをスクープ

■角いパターンとは異なり、縦基調のバーを装備か

ポールスターのEVセダン、『ポールスター2』改良型プロトタイプをカメラが捉えました。

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ポールスター2 改良型プロトタイプ

ポールスター2は2019年にブランド初のEVモデルとしてデビュー。2021年にはソフトウェアアップデートを欧州で開始、「ロングレンジ・デュアルモーター」グレードを対象に最高出力が476psへ向上しました。

2022年5月には、エントリーモデル「スタンダードレンジ・シングルモーター」グレードを対象にバッテリーの蓄電容量を69kWhへ拡大、1回の充電での航続距離を最大474km(WLTPサイクル)へ引き上げるなど常に進化していますが、今回はエクステリアデザインにテコ入れがなされるようです。

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ポールスター2 改良型プロトタイプ

オーストリア・アルプスで捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態で、フロントドアには「TEST VEHICLE」(テスト車両)の文字が確認できます。

また、クローズアップで捉えたフロントノーズは、これまでグリルを飾っていた四角いパターンとは異なり、縦基調のバーを装備しているように見えます。これに伴い、ヘッドライト内部グラフィックやバンパーも新設計される可能性がありそうです。

足回りでは、シルバーのテープで覆われたホイールを装着、合金にセンサーが取り付けられたある種の測定機器があるように見えるため、単に新しいホイールのデザインを隠しているわけではなさそうです。

プロトタイプのホイールには 245/45の19インチMichelin Primacyタイヤが装着されていましたが、車両の空力をさらに改善する試みが行われている可能性があるでしょう。

この大幅改良モデルは、2024年モデルとして2023年春ごろの登場が予想されていますが、効率を改善するためのハードウェアの改善、あるいは新しいソフトウェアの更新をもたらすかどうか、興味深いところです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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