■ローマに2枚の後部ドアを追加しホイールベースを延長
フェラーリは現在、ブランド初となる5ドアハイライディングモデル「プロサングエ」を開発中ですが、デザイナーのsugardesign_1がラグジュアリーな4ドアリムジンを提案しました。
同氏は、クーペやスポーツカーをシューティングブレークに改造したり、セダンをステーションワゴンにすることで知られますが、今回は別の手法で「ローマ」を4ドアエグゼクティブリムジンに変身させています。
ローマは2019年に発表された比較的新しいモデル。オープンモデル「ポルトフィーノ」のクーペ版とも言われ、乗車レイアウトは「2+2」ではなく「2+クーペ」と表現しています。
予想CGでは、フロントとリアエンドのデザインを流用していますが、2枚の後部ドアを追加。
後部シートに十分なフットスペースを提供するために大幅にホイールベースを延長、ボディシルエットは驚くほどバランスが取れています。
ただし問題が一つあります。ローマの全高は1,301mm(51.2インチ)と、フィスカー「Karma」の1,331mm、アストンマーティン「Rapide」の1,359mmなどと比較して車高が低く、クーペルーフのシルエットを維持するとリアヘッドルームがほとんどなくなり、ラグジュアリーリムジンには適していません。もし発売されるなら、大きな改善点となるでしょう。
予想されるパワートレインは、ローマとポルトフィーノMの4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は620ps・最大トルク761Nmと4ドアサルーンとして十分なスペックになりそうです。