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■大容量バッテリーとEVらしい新色を採用
ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、2022年8月24日(水)、原付一種の電動スクーター「E-Vino(イービーノ)」の2023年モデルを発表しました。
新型は容量をアップした大容量バッテリーを採用することで、1充電あたりの走行距離を3kmアップの32kmに改善。
また、新色2カラーを設定して、2022年9月30日(金)から発売されます。
●約3時間の充電で走行距離32kmを実現
E-Vinoは、2015年に発売された原付一種の電動スクーターです。
ベース車は、ちょっとレトロで小粋なデザインの50ccスクーター「Vino(ビーノ)」。
車体後部にマフラーがないことや、ボディ色以外はほぼ同じ外観フォルムを持つことで、近未来的イメージも強い電動コミューターに、かわいらしさや親しみやすさも加味しているといえます。
その2023年モデルでは、従来比1.2倍となる12.2Ah容量のバッテリーを搭載。
1充電あたりの走行距離を29kmから32km(速度30km/h定地テスト値)へ延ばすことが可能となりました。
ちなみに、バッテリーの充電時間は約3時間。シート下トランクに格納できるバッテリーは脱着が可能で、取り外して自宅など屋内での充電も可能です。
●新色はあのヘルメットにもベストマッチ?
さらに、新型はボディカラーに新しく2色を設定。「シアン/ホワイト」は、アクティブで明るく都会的なイメージを表現。
「ホワイト」は、ヤマハの実証実験用電動スクーター「E01(イーゼロワン)」と共通のパール感あるボディ色を採用。
Vinoロゴ脇に小さく入った「e」ロゴのカラーも、「E01」のアクセントカラーとリレーションを図ることで、ヤマハ製EVラインアップの広がりをアピールしています。
新色は、いずれもアシストグリップ、フラッシャーボディ、レバー、グリップエンドといったコンポーネントパーツをブラック化。より質感を高める工夫もなされています。
ヤマハでは、新色2色でより「EV」らしさを表現したとか。たしかに、どちらの色も、よりクリーンな印象を感じます。
ちなみに、E-Vinoといえば、人気バラエティ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか? 」でもおなじみですよね。
もし新型が番組で使われたとしたら、走行距離が3km伸びたことで、名物シーンともいえる、出川さんやゲストの「押し歩きシーン」は減ってしまうかのも?
でも、新色のシアン/ホワイトあたりは、出川さんたちが被るスイカ柄のヘルメットにかなりマッチすると思うので、個人的にはぜひ採用して欲しいところです。
(文:平塚 直樹)