■ボンネットには異様な雰囲気を醸し出す3つの長い隆起
ヒョンデは現在、復帰した日本市場においてハッチバックの「Ioniq 5」(アイオニック5)、および燃料電池自動車『NEXO』(ネッソ)を販売していますが、アイオニック5に設定される最強モデル「N」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
これまで何度か開発車両を目撃しましたが、市販型ボディで出現したのは初めてです。ボンネットには異様な雰囲気を醸し出す3つの長い隆起を装備、そのフロントエンドには、際立つコーナーベントを配置、フロントの巨大ブレーキの冷却効果を高めるはずです。
側面からはアップグレードされたブレーキ、ハイグリップタイヤと大径ホイール、オレンジのブレーキキャリパーを確認、後部では大型化されたルーフスポイラーやディフューザーなど、かなりアグレッシブな姿が見てとれます。
市販型では、Hyundai Motor Groupの「800ボルトe-GMP」プラットフォームを採用。究極の柔軟性を実現するように構築されており、後輪駆動と全輪駆動のバリエーションを用意、外部デバイスに電力を供給することも可能です。
パワートレインは起亜「EV6GT」から流用され、最高出力585ps・最大トルク740Nmが予想されています。また0-100km/h加速3.5秒、77.4kWhのバッテリーパックにより、1回の充電252マイル(405km)の動力性能が期待できそうです。
また、N専用に強化されたシャーシを採用、サスペンションの微調整、ハンドリングも改善されるといいます。
キャビン内の画像はありませんが、ドライバー用にレザーバケットシートを備え、「i30N」に似たレイアウトが予想されています。
アイオニック5 Nのワールドプレミアは2022年内と思われ、すでに日本市場に導入されているベースモデルと共に、近い将来ラインアップに入るかもしれません。