BMW X1「M35i」をスクープ。Mパフォーマンス初のクワッドエキゾーストパイプに注目

■2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン搭載で350ps?

BMWは6月、エントリー・クロスオーバーSUV「X1」新型を欧州で発表したばかりですが、その高性能モデルとなる「X1 M35i」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

BMW X1 M35i_008
BMW X1 M35i 市販型プロトタイプ

ニュルブルクリンクで捉えた開発車両は、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、ディテールが見えてきています。

フロントエンドには、ワイド化された象徴的キドニーグリルが見てとれるほか、バンパーには新設計されたワイド給気口と三角形のコーナーエアインテークを配置するなど、かなりアグレッシブな印象です。

BMW X1 M35i_010
BMW X1 M35i 市販型プロトタイプ

側面では、より深いサイドスカート、特徴的なホイールを装着。後部では、ルーフから伸びる拡大されたスポイラー、Mパフォーマンスとしては初のクワッドエキゾーストシステムがインストールされています。

噂によると、BMWはより多くのMパフォーマンスモデルにクワッドエキゾーストセットアップを提供する予定だといいます。

X1 M35iのキャビン内は、他のX1ラインナップと同じインテリアになると予想。これには、デュアルスクリーンセットアップとBMWのiDrive8インフォテインメントソフトウェアが含まれるほか、インテリアは、よりスポーティなシートやユニークなグラフィックなど、Mパフォーマンスのタッチを備えているはずです。

心臓部には、「M135iハッチバック」「M235iグランクーペ」、および「X2 M35i」で採用されている2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを流用、新世代X1 Mパフォーマンスでは最大350psを超えるとも噂されています。実現すれば、メルセデスAMG「GLA 35」(306ps)と「GLA 45S」(421ps)の間に位置することになります。

最終市販型では、より大きなブレーキを装備、ハンドリングを支援するための改訂されたサスペンション設定、およびステアリングの微調整など、パフォーマンスのアップグレードが行われるでしょう。これらは、トラックチューンされたモンスターとまではいきませんが、X1をストリートでドライブする楽しみを向上させてくれることは間違いありません。

X1 M35iのワールドプレミアは、2022年内と予想されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる