■両側スライドドアの新機能や軽自動車初の保温機能付カップホルダーが人気
ダイハツが送り出した2代目ムーヴ・キャンバスが好調な出だしを切っています。以前お伝えしたように、軽ハイトワゴンの両側スライドドアモデルとして、女性ユーザーをメインターゲットとした初代は、累計38万台超というスマッシュヒットを飛ばしました。
スズキが、ライバルとなるワゴンRスマイルを約5年後に送り出しましたが、今回のムーヴ・キャンバスもフルモデルチェンジにより、軽マーケットで一定のシェアを握りそうです。
ダイハツは、2022年7月5日に発表した新型ムーヴ・キャンバスの累計受注台数が、発表後約1か月時点で、月販目標台数の6500台の4倍になる約2万6000台になったと発表しました。絶好調といえる初期受注となっています。
新型は、初代の可愛らしさを継承しつつも時代の流行を採り入れ、すっきりと洗練させた「ストライプス」、男性ユーザーも見据えた、上質で落ち着いた世界観の「セオリー」という2タイプを設定。使い勝手の高さも磨かれています。
初代で好評だったという「置きラクボックス」をはじめ、軽初となる保温機能を備えた「ホッとカップホルダー」、両側パワースライドドアに、「ウェルカムオープン機能」といった新機能が追加されるなど、利便性の向上が盛り込まれています。また、最新世代のプラットフォームである「DNGA」ベースになり、ターボの新設定などにより、走りの質感も向上させたとしています。
こうした使い勝手やポケットテリア、走りのクオリティの向上などが好評を得ているそう。もちろん、デザインやカラーも高く評価されていて、「ストライプス」が可愛らしいデザイン、「セオリー」は内装を含めた質感の高さ、などとなっています。
なお、人気のボディカラーは、「ストライプス」が「レイクブルーメタリック」「サンドベージュメタリック」。シックな「セオリー」が「レーザーブルークリスタルシャイン」「シャイニングホワイトパール」となっています。
(塚田勝弘)