■コーナーエアインテークがこれまででもっとも全開に
ポルシェは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「カイエン」ファミリーの改良型に着手していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュル高速テストに出現した最新プロトタイプはディテールを隠しており、周囲を若干偽装しているものの、フロントバンパーのコーナーエアインテークがこれまででもっとも全開となっています。
このプロトタイプはターボでもGTSバージョンでもありませんが、以前より遥かにアグレッシブなデザインが確認できます。ヘッドライトは少しスリムになり、内側に沿って先の尖ったデザインが採用されるようです。
後部には最大の進化が見られます。LEDテールライトに全く新しいデザインが与えられるほか、ナンバープレートがテールゲートから新設計されたリアバンパーにドロップダウンしています。
キャビン内では大刷新されたセンターコンソールとギアシフターを装備、後者は911(992世代)からの「シェーバーデザイン」を流用するはずです。また新インフォテイメントディスプレイの搭載も濃厚と言えるでしょう。
パワートレインは、アップデートされたパナメーラと共有、2.9リットルV型6気筒ガソリンエンジン、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンのほか、最高出力680psを発揮する最も強力な4.0リットルV型8気筒ガソリンターボ+電気モーターのPHEVなどがラインアップされると予想されています。
カイエン改良型のワールドプレミアは、2022年後半に期待できそうです。