ポルシェ カイエン改良型プロトタイプがニュルを疾走。攻撃的なフロントエンドが徐々に露呈

■コーナーエアインテークがこれまででもっとも全開に

ポルシェは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「カイエン」ファミリーの改良型に着手していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ポルシェ カイエン 改良型プロトタイプ

ニュル高速テストに出現した最新プロトタイプはディテールを隠しており、周囲を若干偽装しているものの、フロントバンパーのコーナーエアインテークがこれまででもっとも全開となっています。

このプロトタイプはターボでもGTSバージョンでもありませんが、以前より遥かにアグレッシブなデザインが確認できます。ヘッドライトは少しスリムになり、内側に沿って先の尖ったデザインが採用されるようです。

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ポルシェ カイエン 改良型プロトタイプ コックピット

後部には最大の進化が見られます。LEDテールライトに全く新しいデザインが与えられるほか、ナンバープレートがテールゲートから新設計されたリアバンパーにドロップダウンしています。

キャビン内では大刷新されたセンターコンソールとギアシフターを装備、後者は911(992世代)からの「シェーバーデザイン」を流用するはずです。また新インフォテイメントディスプレイの搭載も濃厚と言えるでしょう。

パワートレインは、アップデートされたパナメーラと共有、2.9リットルV型6気筒ガソリンエンジン、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンのほか、最高出力680psを発揮する最も強力な4.0リットルV型8気筒ガソリンターボ+電気モーターのPHEVなどがラインアップされると予想されています。

カイエン改良型のワールドプレミアは、2022年後半に期待できそうです。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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