■2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンと電気モーターで680ps
メルセデス・ベンツが現在開発中の主力「Eクラス」に設定されるパフォーマンスモデル、AMG「E53e」(仮称)市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型Eクラスは2016年に発売、AMGバリエーションでは「E43」「E53」「E63」、および「E63S」が設定されていますが、このフルモデルチェンジを機にPHEVが導入され、さらなる強化を図る計画を持っているようです。
新開発される2024「Eクラス」の直後に登場予定のパフォーマンスPHEVは、かなりカモフラージュが厳重です。
しかし、最新のSクラスに似たスタイリング、スタイリッシュなLEDデイタイムランニングライトを備えるスイープバックヘッドライト、偽装されたパナメリカーナグリルを装備していることがわかります。
フロントバンパーもディテールが隠されていますが、コーナーの空気穴は大型エアインテークを示唆しています。側面ではフラッシュマウント・ドアハンドルを装備、スポーティなサイドスカートを装備、左リアフェンダーに充電ポートを配置しています。
足回りでは、フロントに赤いブレーキキャリパーを備える強化ブレーキを装着。フロントには5対のスポーク、リアにはリムでYに分割された10本のスポークが見てとれます。後部では、クワッドエキゾーストパイプをインストールしているのが確認できます。
キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと縦向きのインフォテイメントシステムなど、CクラスやSクラスの足跡をたどることが期待されています。後者のディスプレイの大きさは不明ですが、11.9~12.8インチの間になりそうです。
パワートレインは2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンと電気モーターが予想されています。このセットアップは「C63 E-Performance」で最高出力680ps・最大トルク750Nmを発揮しますが、E53eでのパワーがどうなるのか、また上位モデルとなる「E63e」ではV8を搭載するのかも注目されます。
E53eのデビューは2023年内、E63eは少し遅れての登場となるでしょう。