■リアバンパー両サイドに大きな黒いパネルを配置、新アウトレットか?
ポルシェは現在、主力スポーツカー「911」(992世代)ファミリーの大幅改良に着手していますが、その高性能モデルとなる「911 GT3」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
ベースとなる911は2018年にデビュー、その後2021年にハイパフォーマンスバージョンである「GT3」が発表されており、992世代では初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、フロントとサイドは現行型GT3から変更が見られませんが、リアにいくつかの重要なアップデートがみられます。
バンパー両サイドに大きな黒いパネルを配置、おそらくその後ろには新しいエアアウトレットが隠されているはずです。さらに、ナンバープレートが入る中央部分には深いくぼみができているほか、リフレクターは上部へ移動すると思われます。
また、ディフューザーも新設計され、垂直方向の要素が顕著になり、中央エキゾーストパイプパイプの下のトリムは削除されています。今後はフロントエンドやサイドビューにも変化がみられる可能性があるでしょう。
キャビン内では、911同様にフルデジタル化されたインストルメントクラスターを装備します。
現行型パワートレインは、最高出力510ps・最大トルク469Nmを発揮する4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、レッドゾーンは9,000rpmに設定され、6速マニュアル、または7速デュアルクラッチギアボックスをセレクト可能ですが、改良型でもそれらはキャリーオーバーされる見込みです。
911 GT3改良型のワールドプレミアですが、現行型が2021年デビューしたばかりのため、しばらくはなさそうです。おそらく911カレラ、コンバーチブル、それぞれのGTSバージョンの改良型が一通り発表された後になると予想されます。