マセラティ新EVブランド「フォルゴーレ」、グランツーリズモ次期型は0-100km/h加速3秒未満

■「世界初のEV 高級スポーツカー」と豪語、最高出力1,200psのトリプルモーター搭載

マセラティは現在、2ドアスポーツカー「グランツーリズモ」次期型を開発中ですが、そのフルエレクトリックバージョンとなる「グランツーリズモ フォルゴーレ」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

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マセラティ グランツーリズモ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ

同社は3月、電動化に特化したブランド「フォルゴーレ」(イタリア語で稲妻)のモデル展開や販売計画を発表しましたが、その第一弾となるのがグラントゥーリズモです。

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マセラティ グランツーリズモ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ

ニュルブルクリンク周辺で捉えたプロトタイプはディテールをカモフラージュ。そのエクステリアは、今年末までに公開予定のガソリン燃料版グラントゥーリズモ新型のイメージで、長いフード、筋肉質のリアハンチ、目立つリアディフューザーが確認できます。

後部には、MC20にインスパイアされたLEDテールライトの一部が見てとれるほか、足回りには赤いブレーキキャリパーを装着。最適な重量配分と重心を下げるためにバッテリーパックを低く取り付けることにより、「ラグジュアリー市場で最も低いフルエレクトリック」になると語っています。

プロトタイプの内部には、ロールケージを配置したバケットシートを装備。以前のICEモデルでは、左側リアフェンダーにガソリン用の丸い燃料キャップがありましたが、このプロトタイプでは運転席側のテールライトの下に充電ポートが配置されています。

予想されるEVスペックは、最高出力1,200ps以上を叩き出すトリプルモーター駆動列を搭載、0-100km/h加速3秒未満という驚異的数値です。同ブランドを「世界初の電気高級スポーツカー」と称するグランツーリズモ フォルゴーレは、マセラティの歴史を変えることになるでしょう。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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