APOLLO 
■「X1」と似た形状のヘッドライトと複雑化されたDRLを装備
BMWは現在、欧州Eセグメント「5シリーズ」次期型を開発中ですが、市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代5シリーズ（E12型）は1972年に登場。50年の月日を経て、現在は第7世代が発売されていますが、現行型登場から5年、いよいよ第8世代へバトンタッチされます。
捉えたプロトタイプは全体的にカモフラージュが重いですが、スクープデビューから約1年、ついに生産型ヘッドライトとテールライトが初めて装着されました。ヘッドライトはコンパクトSUV「X1」と似た形状をしていますが、内部ではより複雑化されたLEDデイタイムランニングライトの一部が見てとれます。
後部では、スリムで水平基調のLEDテールライトペアが目に入ります。それらの形状と位置はフラッグシップセダン「7シリーズ」に似ていますが、フルLEDグラフィックが異なり、中央にブリンカーが配置されたSUV、「X5」を彷彿させるデザインです。
キドニーグリルは巨大化されている様子はありませんが、若干ワイド化されているほか、内部はダッシュボード一面に広がる一対のディスプレイが確認できます。
デジタルインストルメントクラスターとインフォテインメントシステムのスクリーンは、横に長く湾曲した1枚のディスプレイに収められたフルデジタルコックピットとなるでしょう。
市販型では「CLAR」アーキテクチャを採用、現在のBMWラインナップの他のモデルと同様に、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、およびフルエレクトリックのパワートレインを選択して利用できるようになります。
注目は「M560e」と呼ばれるMパフォーマンスPHEVで、最高出力は565psを発揮します。このグレードは、システム合計出力750psを発揮するトリプルモーター搭載「M5」の下に配置されます。
5シリーズ次期型のワールドプレミアは2023年内と予想され、2024年7月には欧州でレベル3の自動運転を提供すると予想されています。
