■3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンから最高出力608ps発揮
BMWが現在開発中の新型モデル、「3.0 CSL」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
3.0 CSLは、BMW「M」50周年を記念して、1973年にヨーロッパツーリングカー選手権で初優勝を遂げた伝説のモデルをオマージュ、「M4 CSL」をベースに発売を計画しています。
ニュルで捉えた最新プロトタイプは、カラフルなラッピングで出現。ボディ各所に貼られたステッカーをよく見ると、「めちゃくちゃ叙事詩」、「6MT FTW」、「ドリフトを起こす」、「珍しいのが好き」、「パワフル過ぎる」、「大胆すぎ」などのメッセージが書かれています。一見奇妙ですが、実は3.0 CSLに噂されている「マニュアルギアボックス」」(6MTFTW)「後輪駆動」(ドリフトを起こす)、「600馬力」(パワフル過ぎる)、「50台限定」(珍しいのが好き)などのキーワードと一致しているのです。そして市販型は最強のM4ベースとして「めちゃくちゃ事詩」になると噂されています。
その他では、コンパクトになったキドニーグリルを採用、フロントフェンダーとリアフェンダーがワイド化され、サスペンションは低く設定されています。また、よりスポーティなフロントバンパー&リアバンパー、スリムなLEDデイタイムランニングライト、統合されたリアウィングなど、M4とは一線を画するデザインが確認できます。
パワートレインは、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンをブーストアップし、最高出力608ps、最大トルク700Nmを発揮、ZF製8速ギアボックスを介して後輪に動力を供給します。またトラックに焦点を合わせたサスペンションのセットアップ、より強力なブレーキ、および追加の軽量化対策も期待できるほか、再加工されたエアロは、M4CSLのニュルブルクリンクのラップタイムを数秒短縮、BMW市販型で最速となる可能性がありそうです。
市販型は、すべての中で群を抜いて最も排他的なCSLであり、最も高価な新しいBMWになるといい、価格は750,000ユーロ(約1億400万円)と予想、ベースモデルのM4 CSLが約2千万円ということを考慮するとかなり高い価格です。それでも予約と同時に完売、発売後はプレミア価格で2億円超えも予想されます。