■同グループのアウディ、ベントレーEVにも影響
現在フォルクスワーゲン(VW)グループでは、アウディ、ポルシェエンジニアが率いる新世代のハイエンド高級電気自動車を現在開発中です。しかし、ソフトウェアの問題により、プロセスが大幅に遅延、新型EVの発売が遅れる可能性が高いことがわかりました。
Automotive Newsヨーロッパのドイツの姉妹出版物であるAutomobilwocheは、VWグループのソフトウェア部門「CARIAD」が、次世代EVに必要なソフトウェア開発に問題が生じているといいます。CARIADは、VWグループのすべての企業が利用できる共通の基幹ソフトとして、2025 年までにソフトウェアプラットフォームを開発することを目指しているのですが、はるかにペースダウンしているようなのです。
ポルシェをはじめ、レベル4の自動運転をサポートする2.0ソフトウェア世代を2025年に予定していましたが遅れているほか、2023年に予定されていた中間ソフトウェア、1.2の最新バージョンもまだ完成していないといいます。
ポルシェは現在、エントリー・クロスオーバーSUV「マカン」次世代型に設定されるEVを開発中で、2022年内にも発表が噂されていました。しかし、調べでは最速で2023年内、ソフトウェアの開発によっては2024年にズレ込む可能性も否定できない状況であることがわかりました。
マカンEVが遅れれば、すべてのスケジュールの見直しが必要となるため、今後急ピッチで対応することになるでしょう。