■インテリアにブラックのレザーシートを用意
ミドルサイズSUVの新型エクストレイルには、「AUTECH」仕様も設定されています。日産モータースポーツ&カスタマイズが手がける上質な内外装が魅力の「AUTECH」は、「プレミアムスポーティ」をコンセプトに掲げ、大人に似合う上質なスポーティ仕様。
同ブランドお馴染みのドットパターンのフロントグリルをはじめ、メタル調フィニッシュの専用フロントプロテクター、シグネチャーLEDが上質かつスポーティな印象を強調しています。
サイドにもメタル調フィニッシュのサイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラーが備わり、ダーククロムのドアロアモールを用意。
足元では、専用20インチアルミホイール&255/45R20タイヤ(ミシュラン製PRIMACY4)が圧倒的な存在感を発揮しています。
このアルミホイールは、スポークをホイールナットの際まで伸ばし、20インチのサイズ感をより強調したユニークなデザインが特徴で、センターに向かってねじれた面になっていて、見る角度により表情が変わります。
そのほか、リヤにもメタル調フィニッシュの専用リヤプロテクターが備わり、リヤLEDフォグランプも装備。ルーフレールや前後にAUTECHエンブレムも用意されています。
18インチタイヤを履く標準車よりも2インチアップされている「AUTECH」は、より引き締まった乗り心地になっているのはもちろんです。
しかし、路面のいいクローズドコースという条件付ではあるものの、20インチタイヤの割には身構えるほど硬くは感じられませんでした。さらに、コーナーでの姿勢もより落ち着いていて、試乗車が4輪静粛性が可能な4WDの「e-4ORCE」ということもあり、優れた回頭性も披露してくれました。
一方のインテリアは、ブラックを基調としたスポーティな仕立てで、立体感のある専用キルティングのレザーシートが目玉装備です。お馴染みのブルーのステッチが備わり、標準車とは異なるムードを放っています。
さらに、ブルーステッチは、専用ブラック本革巻ステアリングやブラックアッパートリム、ダーククロムの専用インストピンモール、インストパッドとセンターコンソールボックス(アームレスト付)、専用ブラックドアトリムにも施されています。さらに、センターコンソールには、AUTECHエンブレムも配置。
ボディカラーは、「AUTECH」のイメージカラーで専用色の「カスピアンブルー メタリック/ダイヤモンドブラック」の2トーンをはじめ、 同じく「AUTECH」専用カラーの「ステルスグレー パール/ダイヤモンドブラック」、「カーディナルレッド カラークリアパールメタリック/ダイヤモンドブラック」の2トーンなど全7色を設定。
なお、主な装備は標準車に準じていて、アダプティブLEDヘッドライトシステム、プロパイロット・パーキング、インテリジェント・アラウンドビューモニター、インテリジェント・ルームミラー、ヘッドアップディスプレイ、プロパイロット緊急停止支援システム、SOSコールなどの先進装備を用意。快適性、利便性を高める装備もワイヤレス充電器、エアコン独立温度調整機能(後席追加)、NissanConnectナビゲーションシステム、NissanConnect専用車載通信ユニット、ETC2.0ユニット、ロールサンシェード(リヤドア)、アンビエントライト、USB電源ソケット タイプC、100V AC電源(1500W)など充実しています。
●AUTECH 2WD価格
「AUTECH」:420万5300円
「AUTECH Advanced Package」:484万6600円
●AUTECH 4WD価格
2列シート車
「AUTECH e-4ORCE」:446万7100円
「AUTECH e-4ORCE Advanced Package」:504万6800円
3列シート車
「AUTECH e-4ORCE」:459万8000円
(文:塚田 勝弘/写真:前田 惠介)