■ドライバーが中指を立て威嚇も内部を激写
未だ人気の衰えないスズキの本格クロカン軽自動車「ジムニー」の5ドアロングバージョン市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ロングバージョン試作車は2021年にも捉えましたが、その時は3ドアをストレッチしたもので、市販型ではありませんでした。しかし今回は正真正銘4枚ドアを確認、発売が近づいていることがわかります。
プロトタイプは、スズキの海外スタッフが離れた場所にあるトラックから降ろされたところを撮影したものですが、ドライバーが中指を立て威嚇しています。
ボディは完全にカモフラージュでラッピングされていますが、拡張されたホイールベース、後部に追加のウィンドウが確認できます。フロントエンドとリアエンドは3ドアと同じように見えますが、キャビン内でははるかに大きなインフォテイメントタッチスクリーンが見てとれます。
市販型は海外版ジムニー、日本でいう「ジムニーシエラ」をベースに開発されます。
全長はシエラより300mm延長され3850mmに、全幅は変更なく1645mmをキープ。ホイールベースは2250mmから2550mmに伸びることが予想されています。全高、および最低地上高に変化はなさそうですが、ストレッチされたラダーフレームアーキテクチャと追加されたボディワークにより、後部座席の足元スペースが拡大、トランクがより実用的になることが確実です。
5ドア版ではパワートレインにも注目で、1.5リットル直列4気筒ターボエンジンにマイルドハイブリッド技術が導入されます。これにより、増加した重量を補うと同時に、燃料効率を改善するはずです。
ジムニー5ドアのワールドプレミアは2023年初頭とみられ、日本市場導入も予想されます。