■4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンにマイルドハイブリッドテクノロジー導入
BMWは現在、ミッドサイズ・クロスオーバーSUV「X5」改良型を開発していますが、そのパフォーマンスモデルとなる「X5 M60i」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型X5(G05型)は2019年に発売。これが初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、スリムでダイヤモンド型のキドニーグリルを備えるピュアMモデルと異なり、通常のX5で使用されるグリル形状を保っている様子がうかがえます。ただし、メッシュカモフラージュが施されていることから、ベースモデルから際立たせるグリルベーン処理がなされることを示唆しています。
またヘッドライトはスリムになっており、上部にLEDデイタイムランニングライトを配置していますが、X7のような上下二段のスプリットデザインは見送られているようです。後部では、テールライトのグラフィックやバンパーを新設計、クワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
キャビン内では、最新の「iDrive8」ソフトウェアを搭載した大型タッチスクリーンを組み込むワイドスクリーンデジタルダッシュボードディスプレイを装備するでしょう。
パワートレインは、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを採用、最高出力530psを発揮、「X5Mコンペティション」では最高出力620psへ向上します。
X5Mパフォーマンス改良型の車名ですが、「X7 M50i」が改良型で「M60i」へアップグレードされたことを考慮すれば、X5でも同車名が与えられる可能性が高いと思われます。
X5改良型のワールドプレミアは2022年内と予想、Mパフォーマンスが同時発表となるのか、遅れて2023年以降になるかは不明です。