■初の大幅改良でヘッドライトが大進化。2023年初頭にデビュー
フォルクスワーゲン(VW)のフラッグシップ・クロスオーバーSUV「トゥアレグ」改良型プロトタイプをカメラが捉えました。
初代トゥアレグは2002年、ポルシェと共同開発により誕生しました。
第3世代となる現行型は2018年に登場、これが初の大幅改良となります。
アルプスで捉えた2台のプロトタイプは、どちらもフロントエンドを中心にカモフラージュ。
ヘッドライトにはステッカーが貼られ、下部へ伸びているように見えますが、これは偽装です。しかし全体を隠していることから内部LEDグラフィックはもちろん、アウトラインも変更される可能性がありそうです。
またバンパーのコーナーエアインテークは一部が塞がれており、こちらも今後着手されると予想されます。
後部では、デュアルエキゾーストパイプと、ディフューザーの上には全幅リフレクターを備えるスポーティなR-Lineバンパーを装備。こちらも現段階で変化は見られませんが、テールライトのグラフィックは新設計されているように見えます。
キャビン内では、12インチのデジタルインストルメントクラスターと15インチのインフォテインメントタッチスクリーンを備える「イノビジョンコックピット」がすでに採用されているため、改良型では更新されたソフトウェアを取得、より高度なADASを搭載するでしょう。
現在のトゥアレグは、アウディQ7/Q8、ポルシェカイエン/カイエンクーペ、ベントレーベンテイガ、ランボルギーニウルスら、多くのSUVと「MLB Evo」アーキテクチャを共有。
改良型でも、3.0リッターV6 TDIディーゼル、3.0リッターV6 TSIガソリン、プラグインハイブリッドV6 TSI、パフォーマンス重視の「R PHEV」などがキャリーオーバーされる見込みですが、ディーゼルに関しては、より厳しい排出規制のために特定の市場から外される可能性があるといいます。
トゥアレグ改良型のデビューは、2023年初頭と予想され、これが最後のICE搭載トゥアレグとなると予想されます。