スズキがコンパクトクロスオーバーSUVの新型ブレッツァをインドで発売

■SUVらしい大胆で力強いエクステリアデザインが特徴

スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社(マルチ・スズキ社)は、SUVの「ビターラ・ブレッツァ」をフルモデルチェンジした新型「ブレッツァ」をインドで2022年6月30日に発売しました。

スズキ ブレッツァ
インドで発売されたスズキ・ブレッツァの新型モデル

「ビターラ」は、日本ではエスクードの車名で知られたコンパクトSUV。今回、全面改良を受けた「ビターラ・ブレッツァ」は、「ビターラ」から派生したスタイリッシュなコンパクトクロスオーバーSUVです。

「ビターラ・ブレッツァ」は、都市型のコンパクトSUVとして2016年にインドで発売されて以来、インドのSUV市場でマルチ・スズキ社の販売を担い、インドで累計約75万台を販売してきたというヒットモデルです。

今回フルモデルチェンジを受けた新型「ブレッツァ」は、ボンネットフードやベルトライン(ウエストライン:サイドウインドウの下端のライン)が強調され、SUVらしく大胆でスポーティな力強いエクステリアに変身しています。

インテリアは、インテリアカラーがブラックとブラウンの2トーンにコーディネイトされ、アクセントとしてインパネにシルバーの加飾が施されています。これにより、スポーティで都市型SUVにふさわしいムードを醸し出しています。

充実装備も美点で、全方位モニターやヘッドアップディスプレイなどの先進装備をインドのコンパクトSUVで初採用。ほかにも、コネクテッドサービスの「スズキコネクト」にも対応しています。

さらに、リヤシートの幅を広げ、エアコン吹き出し口やUSB電源ソケットなどが新たに装備され、快適性も引き上げられています。

パワーユニットには、1.5Lデュアルジェットエンジンが新たに採用され、燃費向上も図られています。

スズキ ブレッツァ
こちらは、2016年発表の先代ブレッツァ

近年、インドのSUVセグメントは成長傾向にあるそうで、2021年度の乗用車市場では約40%を占めるまでに増えています。スズキは、インドのSUVセグメントでも市場シェアを伸ばすべく、新型ブレッツァの拡販を図る構えです。

さらに、8月よりインドのトヨタ・キルロスカ・モーターで生産が開始される、スズキが開発した新型SUVも投入され、中期経営計画で掲げているインド乗用車シェア50%以上を目指す戦略を新型ブレッツァと新型SUVが担うことになります。

●ボディサイズ:全長3995mm×全幅1790mm×全高1685mm
●エンジン:1.5Lデュアルジェットエンジン マイルドハイブリッド(スマートハイブリッドシステム)
●トランスミッション:5MT/6AT

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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