最後の水平対向6気筒NAエンジン。ポルシェ ボクスタースパイダー「RS」最新プロトタイプ

■0-100km/h加速は3.9秒から3.2秒、最高速度315km/hのスパルタンモデル

ポルシェは現在、ミッドシップオープン「718ボクスター スパイダー」に設定される過激モデル、「718ボクスター スパイダーRS」を開発中と見られますが、その最新プロトタイプにカメラが大接近しました。

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ポルシェ 718 ボクスター スパイダー RS プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、718スパイダーと比較して運転席と助手席のウィンドウの後部に追加のエアインテークを配置、ミッドマウントエンジンをより冷却するためと思われます。

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ポルシェ 718 ボクスター スパイダー RS プロトタイプ

後部では、リアディフューザーとエキゾーストシステムが「ケイマンGT4RS」から継承されているように見えるほか、ホイールとブレーキはスパイダーのものより大きく、ワイドで軽量化されている可能性もありそうです。

リアウィングを装備していないのが物足りませんが、最終プロダクションモデルには期待できるかもしれません。

その心臓部には、149,100ドル(現在のレートで約1,900万円)と高価な「718ケイマンGT4 RS」から4.0リットル水平対抗6気筒NAエンジンを流用。最高出力500ps・最大トルク448Nmを発揮、ボクサーエンジンは7速PDKトランスミッションと組み合わされ、リアデフを介して後輪に動力を送ります。

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ポルシェ 718 ボクスター スパイダー RS プロトタイプ

スパイダーのレッドゾーンが8000rpmであるのに対し、スパイダーRSでは9000rpmまで引き上げられ、0-100km/h加速は3.9秒から3.2秒へ、最高速度は301km/hから315km/hへと向上します。

NACAダクト、フロントフェンダーベント、および巨大なリアウィングを持たないため、718ケイマンGT4 RSほどアグレッシブではなく、サーキットに焦点を当てたモデルではないようです。

スパイダーRSのワールドプレミアは2024年モデルとして2023年内に行われると予想、718ボクスタースパイダーRSは、ボクスター最後の内燃機関搭載モデルとなるでしょう。次世代型はフルエレクトリックモデル(EV)として2025年に登場予定となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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