■輪駆動レイアウトのみを備える最小のMモデル
BMWは現在2ドアスポーツカー「M2」を開発中ですが、その最新プロトタイプが公式リークされました。
電動化される前、最後のガソリンエンジン搭載の「M」となる新型M2のカウントダウンが始まりました。BMWは「M2 G87は、最後のICEのみのモデルとして歴史に名を残すでしょう」と語っています。
M2市販型は、6速マニュアルトランスミッションまたは8速ステップトロニックオートマチックギアボックスを組み合わせ、後輪駆動レイアウトのみを備える最小のMモデルとなります。
パワートレインは「M4」から「S58」エンジンを流用、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンをデチューンし、最高出力は410ps~420ps、「M2コンペティション」では450ps~470psを発揮すると予想されています。
また新型は、先代M2 CSとほぼ同じレベルのパフォーマンスを提供すると述べており、M4からブレーキシステムを継承するほか、フロントのカーボンファイバールーフで重量を軽減、オプションではフロントのカーボンファイバーバケットシートが設定されます。
キャビン内では「iDrive8」を搭載したすべてのBMWと同じ巨大な湾曲したデュアルスクリーンのダッシュボードディスプレイを搭載するはずです。
足回りでは、M4と同じアダプティブダンパーと、275/35-19フロントタイヤと、285/30-20リアタイヤを装備することが新たにわかりました。
ベースモデルと比較して、フロントとリアのトラックは2.1インチ(5.3cm)広くなっており、カラフルなMのカラーリングが削除されると、M240iよりもかなりアグレッシブなディテールがお目見えするはずです。
M2新型は2023年4月に発売される予定で、最速で2022年10月のワールドプレミアが噂されています。