ホンダの通勤快速スクーター・原付二種の「PCX」と軽二輪の「PCX160」にマット系ブラックとブルーの新色登場

■PCXは全5色、PCX160は全4色で展開

ホンダは、スタイリッシュな外観と優れた燃費性能などで好評の原付二種(第二種原動機付自転車)スクーター「PCX」と、軽二輪スクーター「PCX160」のカラーバリエーションを変更しました。

ホンダのPCXとPCX160にニューカラー
ホンダ・PCXのフォギーブルーメタリック

両モデルに新色として、精悍なマット系ブラックと落ち着いた印象のブルーを追加し、2022年6月23日(木)に発売します。

●ロングセラーの快適スクーター

PCXは、125ccの原付二種モデルが2010年から発売、翌2012年には150ccの軽二輪モデルが発売され、いずれもロングセラーを続けるホンダのスクーターです。

大きな魅力は、スタイリッシュなスタイルと燃費の良さ。特に燃費は、初代モデルの125ccで53km/L(60km/h定地走行テスト値)、150ccで49.0km/L(60km/h定地走行テスト値)を発揮し、いずれも当時から大注目を集めました。

また、前後に14インチのアルミ製ホイールを採用するなど、高い走行安定性と快適性も実現。通勤・通学をメインとする街乗りライダーなどを中心に、現在も大きな支持を受けているモデルです。

ホンダのPCXとPCX160にニューカラー
ホンダ・PCXのフォギーブルーメタリック(サイドビュー)

2021年のフルモデルチェンジでは、PCXのエンジンに、新設計の水冷4ストローク・124cc単気筒「eSP+(イーエスピープラス)」を搭載。動弁機構を4バルブ化することでバルブ面積を拡大させ、混合気の吸気効率と燃焼ガスの排気効率を高めた新エンジンにより、高出力と環境性能を両立させています。

ホンダのPCXとPCX160にニューカラー
内部構造の最適化や排気抵抗の低減などを図ったマフラー(PCXとPCX160)

また、前後輪ディスクブレーキにフロントのみ作動する1チャンネルABSを標準装備。スリップしやすい路面での安心感に寄与する「Hondaセレクタブル・トルク・コントロール」も搭載するなどで、走りをより上質にするとともに、安全性の向上なども図っています。

一方、軽二輪モデルでは、エンジン排気量を156ccへ拡大することで、より力強く、快適な走行性能を実現。

市街地から高速道路を経由した通勤、郊外へのツーリングまで、幅広い走行シチュエーションで余裕と充実の走りを実現しています。

ホンダのPCXとPCX160にニューカラー
ホンダ・PCXやPCX160のシート下ラゲッジスペース

ちなみに、ラインアップにはほかにも、今回カラー変更などはありませんが、PCXをベースとした原付二種ハイブリッドモデルの「PCX e:HEV」も用意。

独自のハイブリッドシステムは、スロットルを開けるとリチウムバッテリーをエネルギー源とするモーターが約4秒間始動してエンジンをアシスト。約33%のトルク向上により、走り出しや登り坂での加速性能と、爽快感のある走りに貢献します。

●精悍で上質感あるマット系ブラック採用

今回PCXとPCX160に追加されたニューカラーは、まず、「マットギャラクシーブラックメタリック」。精悍で上質感あるマット系ブラックをまとうことで、より高級感などを演出します。

ホンダのPCXとPCX160にニューカラー
ホンダ・PCX160のマットギャラクシーブラックメタリック

また、「フォギーブルーメタリック」は落ち着いた藍色が魅力的なカラー。これら2色に、PCXは継続色の「パールジャスミンホワイト」「ポセイドンブラックメタリック」「マットディムグレーメタリック」を加えた全5色を設定。

PCX160には継続色の「パールジャスミンホワイト」「マットディムグレーメタリック」を加えた、全4色のカラーバリエーションとなっています。

ホンダのPCXとPCX160にニューカラー
ホンダ・PCX160のフォギーブルーメタリック(サイドビュー)

なお、価格(税込み)は、PCXが35万7500円、PCX160は40万7000円です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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