■限定88台、曲線ボディでサイズはポルシェタイカンより大きく
デロリアンモーターカンパニーは、「DMC-12」後継モデルに値する次世代EV「アルファ5」を世界初公開しました。
イタルデザインと共同開発されたアルファ5は、インスピレーションの源であるDMC-12と同様に、ガルウィングを備えたスタイリッシュな4人乗りのEVグランドツアラーです。
フロントでは、スリムなLEDヘッドライトがDMCバッジの代わりに、デロリアンのエンブレムが付いたグリルと融合。下部バンパーには光るV字アクセント、際立つスプリッター、後部には大きなディフューザーなどが確認できます。
Cd値0.25の空力ボディはオリジナルの箱型よりもはるかに曲線的で、特徴的なウィンドウラインはモダンなキャビンに置き換えられています。
足回りには大径のマルチスポークホイール、ボディワークを一周する直線のキャラクターライン、ベント付きリアウィンドウスクリーンカバーなど、伝統を尊重していることも確認できます。
フットプリント(ホイールベース×車輪間距離)は全長4,995mm、全幅2,044mm、全高1,370mmとポルシェ タイカンよりわずかに長く、広く、そして短くなっています。
ガルウィングドアはサイズが大きく、4つの個別のシートがあるキャビンへのアクセスを容易にさせ、ダッシュボードには、モダンなスタイルのフラットボトムステアリングホイールを装備。背後にはフルデジタルインストルメントクラスター、フローティングセンターコンソールにはタッチスクリーンなど、シンプルで近未来的なデザインが特徴です。
大型100kWhバッテリーを積み、基本パフォーマンスモデルの推定仕様値は、航続は300マイル(483km)で、電気モーターの出力は不明ですが、0-100km/h加速2.99秒、4.35秒で142km/hに達し、最高速度は250km/hの動力パフォーマンスを誇ります。
実車のワールドプレミアは、「ペブルビーチコンクールデレガンス」で、2024年に生産開始、8月生産の仕様はわずか88台の限定モデルとなります。