ポルシェ ケイマン史上最速の「RS」発売へ。水平対向6気筒はこれで見納め?

■4.0リットル水平対向6気筒NAエンジン搭載、最高出力500pを発揮

2020年、ポルシェはミッドシップオープン「718ボクスター スパイダー」を発売しましたが、その最高峰となる「718 ボクスター スパイダーRS」(仮称)を設定することがわかりました。

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ポルシェ 718 ケイマンスパイダーRS 市販型プロトタイプ

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、一見標準のボクスタースパイダーと同じようにみえます。しかし、リアデッキのルーフ側面すぐ後にエアスクープを配置。さらに多くの空気をより高出力のエンジンに送るためです。また下部リアフェンダーのエアインテークは、ベースモデルより際立っているように見えます。

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ポルシェ 718 ケイマンスパイダーRS 市販型プロトタイプ

後部にはアクティブスポイラーを装備、バンパーにはリアディフューザーとデュアルエキゾーストパイプが確認できます。

また足回りでは、強力なブレーキシステムによりバックアップされた軽量のセンターロックホイールを装着し、差別化されていることがわかります。

注目のパワートレインは、「718ケイマンGT4 RS」から4.0リットル水平対向6気筒NAエンジンを流用、最高出力は500ps、最大トルク449Nmを発揮。ボクサーエンジンは7速PDKトランスミッションに接続され、リアデフを介して後輪に動力を送ります。

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ポルシェ 718 ケイマンスパイダーRS 市販型プロトタイプ

ベースモデルのレッドゾーンが8,000rpmであるのに対し、RSでは9,000rpm。0-100km/h加速3.9秒から3.2秒へ、最高速度は301km/h から315km/hへと向上します。

市販型では、NACAダクト、フロントフェンダーベント、および巨大なリアウィングを持たないため、718ケイマンGT4 RSよりアグレッシブではなく、トラックに焦点を当てたモデルではないようです。

スパイダーRSの登場は2024年モデルとして2023年内に期待されています。ポルシェ718ケイマンGT4 RSと718ボクスタースパイダーRSは、これらのモデルの純内燃機関仕様の最終モデルとなり、次世代型はフルエレクトリックとして2025年に登場予定のため、水平対向6気筒エンジンはこれが見納めとなりそうです。

(APOLLO)

 

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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