中を覗けば巨大ディスプレイ。VWパサート次期型、車内を激写

■ギアシフターがフロントアームレスト付近からステアリングコラムに移動

フォルクスワーゲン(VW)は現在、欧州Dセグメントモデル「パサート」次世代型を開発していますが、その最新プロトタイプをキャッチすると同時に、キャビン内をカメラが激写しました。

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VW パサート 次世代型 プロトタイプ

社内コード「B9」と呼ばれるプロトタイプは、フロント&リアエンドには擬装ステッカーを貼り、新デザインをカモフラージュ。「ゴルフ8」に似たLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトが予想されています。

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VW パサート 次世代型 プロトタイプ

はじめて捉えたキャビン内には、よりクリーンなデザインと、より多くのデジタルガジェットを備えた、新しいダッシュボードが備わっています。センターコンソールには、VWのIDモデルと非常によく似た巨大なタブレットスタイルのディスプレイを装備するなど、完全に新設計されている様子がうかがえます。

HVACコントロールは、同じモジュールに統合されており、静電容量式タッチ機能「キャパシティブステアリング」を備えています。

次期型の車内でもう一つの大きな変化は、ギアシフターです。現行型ではフロントアームレストに非常に近いセンターコンソールに配置された従来のレバーを備えていますが、新型ではステアリングコラムに取り付けられたシフターに切り替えられます。

センターコンソールはまだカモフラージュされており、その下に何が隠されているかは不明です。

ステアリングホイールも現行型と異なるデザインですが、ゴルフ8やIDシリーズにみられるような典型的スタイルを保持。音量、電話制御、クルーズコントロール機能を搭載、その奥にはフルデジタルインストルメントクラスターも確認できます。

市販型では「MQB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用。ホイールベースを延長し、ボディが拡大されます。また現行型より丸みを帯び、Dピラーが傾斜を持つのが特徴です。

次世代型ではセダンがラインアップから外れ、ワゴンのヴァリアントのみとなることが噂されており、EVセダンコンセプト「I.D. VIZZION」の市販モデルがパサートセダンの後継モデルとして設定されると見られています。

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VW パサート 次世代型 プロトタイプ

最後の内燃機関となる可能性があるパワートレインは、マイルドハイブリッドの支援を受け、さまざまなガソリンおよびディーゼルエンジンが供給され、プラグインハイブリッドもラインアップされると予想されます。

パサート次世代型のワールドプレミアは、2024年モデルとして2023年内と予想、基盤を共有する第4世代のシュコダ「スペルブ」と合わせて、スロバキアのブラチスラバで生産予定となっています。

 (APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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