トヨタbZ4XのKINTO利用料は、CEV補助金適用ありで月額8万8220円~

■地方自治体の補助金も適用すれば利用料をもっと抑えられる

トヨタ初のバッテリーEV専用モデルであるbZ4Xは、以前お伝えしたように、法人向けはリース販売、個人向けはサブスクリプションの「KINTO(キント)」扱いになっています。通常の販売方法を採らなかったのは、主にオーナーがバッテリーEVに対する残価への不安を払拭するためといえるでしょう。

トヨタbZ4X
KINTOの月額利用料金が発表されたbZ4X

トヨタは、バッテリーEVの電池性能、メンテナンス、そして残価に関するオーナーの不安解消をはじめ、電池を全数管理し3R(リビルト・リユース・リサイクル)を含め、カーボンニュートラルに貢献するため、全数をリースで販売すると説明しています。

なお、bZ4Xのメーカー希望小売価格が設定されているのは、車両保険を算出・設定するためだそう。価格は「Z」のFWDが600万円、同4WDが650万円とアナウンスされています。

トヨタbZ4X
トヨタbZ4Xのフロントマスク

2022年5月2日、トヨタとKINTOは、5月12日からbZ4Xを個人向けにKINTOで提供を開始するのに先立ち、月額利用料を発表しました。

気になる月額利用料は、KINTOの「bZ4X専用プラン」で設定されている最長10年の契約期間のうち、最初の4年間は、CEV補助金を適用した場合は8万8220円〜。

Zグレード(FWD)、18インチタイヤ×標準ルーフパッケージ選択、追加オプションなしの場合、10年間の総支払い額は、月額利用料の合計869万7480円と契約時の申込金77万円を合わせて946万7480円。

また、同じグレード・パッケージで、「CEV補助金」を適用しない場合の月額利用料は10万7800円で、10年間の総支払額は、月額利用料の合計963万7320円と契約時の申込金77万円を合わせて1040万7320円になります。いずれも税込です。

このCEV補助金は85万円で、最初の4年間の月額利用料に適用されます。さらに別途、契約時に77万円(税込)の申込金も必要になります。

トヨタbZ4X
トヨタbZ4Xのインパネ

また、ユーザーの地域によっては、地方自治体からも補助金が交付される場合(地方自治体により異なる)があり、これも適用して月額利用料をさらに減額することもできます。

CEV補助金が切れる5年目以降は、それまでの月額を毎年、段階的に引き下げていくことで、長く乗れば乗るほどリーズナブルになります。さらに、中途解約金もゼロとすることで、フレキシブルなクルマ生活を支える構え。

KINTOの「bZ4X専用プラン」には、KINTOの通常のプランで月額利用料に含めている自動車保険や自動車税、車検代、メンテナンス代などの諸経費に加えて、契約期間中のバッテリー性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、安心・安全のコネクティッドサービス(クルマの状態を見守り、ユーザーに安心を届ける「コネクティッドカーケア」など)の利用にかかる費用も月額に特別に含まれます。

トヨタbZ4X
トヨタbZ4Xのリヤビュー

なお、5月12日は正午から、WEBサイトもしくは販売店を通じて、2022年内を目途に納車される分として、3000台の申込みの受け付けがスタート。3000台に達すると終了になりますので、気になる方はいち早い申し込みが必要になるかもしれません。

なお、次回は第2期として、秋口の受付予定となっています。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

トヨタbZ4X契約のご案内
https://toyota.jp/bz4x/contract/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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