フェラーリは「FUV」と呼ぶ。初のクロスオーバー「プロサングエ」の最終デザイン見えたッ

■メッシュパターンの開口部、スリムなLED、ターンシグナルを初めて確認

フェラーリが現在開発を進める、ブランド史上初のFUV(フェラーリ・ユーティリティビークル)「プロサングエ」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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フェラーリ プロサングエ 市販型プロトタイプ

キャッチした開発車両はこれまでで最もカモフラージュが軽く、最終デザインが露出してきています。

ボディはそれほど高い最低地上高を持っておらず、ランボルギーニ「ウルス」や、アストンマーティン「DBX」のようなSUVとは差別化されています。

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フェラーリ プロサングエ 市販型プロトタイプ

フロントエンドでは、バンパーコーナーにかなり大型のエアインテークを装備、公開されているティザーイメージでは見えなかったメッシュパターンの開口部、スリムなLEDデイタイムランニングライト、ヘッドライト上部のターンシグナルが初めて確認できるほか、左右ヘッドライトはスリムなインテークでつながることもわかっています。

側面では、リアフェンダーが上向きにカーブし、ボディに筋肉質な外観を与えているほか、ドア下部に沿ってボディは狭くなり、後部のフレア形状を際立出せている様子も伺えます。またサイドシルにはプラスチック製のクラッディングも確認できます。

後部では、傾斜した小さな領域のリアウィンドウ、スポーティなルーフスポイラー、スリムなテールライト、最下部にはクワッドエキゾーストパイプがインストールされています。

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フェラーリ プロサングエ 市販型プロトタイプ

注目のパワートレインですが、最高出力818ps・最大トルク740Nm を発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジン+電気モーターを「296GTB」から流用することが予想されるほか、「SF90ストラダーレ」が搭載するV型8気筒ツインターボ、トップモデルには6.5リットル自然吸気V型12気筒エンジンも噂されています。

プロサングエのワールドプレミアは、2022年内、デリバリーは2023年からと予定されています。

 (APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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