アウディA1スポーツバックにクロスオーバーテイストの「Audi A1 citycarver Black Style PLUS」を設定

■ロードクリアランスを40mm高めた125台限定車。価格は464万円

欧州Bセグメントの中でも、貴重なプレミアムモデルであるアウディA1スポーツバック。現行型は、先代よりホイールベースが95mmも長くなったことで、リヤシートを中心に居住性が大きく向上しています。

アウディA1スポーツバック
「Audi A1 citycarver Black Style PLUS」のエクステリア

2022年4月26日(火)、限定車の「Audi A1 citycarver Black Style PLUS」が発売されました。

同モデルは、シリーズ初となるクロスオーバー風のモデルで、ベースのA1 スポーツバックから最低地上高は40mm高くなり、悪路走破性を高めると共に、オフロードイメージも盛り込まれています。

かつて販売されていたフォルクスワーゲン・クロスポロのようなハッチバック派生型モデルといえるかもしれません。

アウディA1
「Audi A1 citycarver Black Style PLUS」のリヤまわり

新鮮味あふれるエクステリアには、アウディの特徴であるオクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルやオフロードテイストの専用デザインが与えられています。

さらに「ブラックAudiリングス」や「ミトスブラックメタリック」のコントラストルーフによりアクセント、「ブラックアピアランスパッケージ」、5スポークYスタイルグラファイトグレーの17インチアルミホイールにより、洗練されつつも力強いイメージが強調されています。そのほか、外観には、プライバシーガラスも用意されています。

アウディA1
2トーンルーフを採用

一方のインテリアは、A1の「advanced」グレードと共通の「デビュークロス/ブラック」と「スチールグレー」のコーディネイトになっていて、内・外装の統一感が意識されています。

ほかにも「コンビニエンスパッケージ」をはじめ、運転支援システムの「アシスタンスパッケージ」「インテリアライティングパッケージ」などの人気オプションも標準化。

搭載されるパワーユニットは、最高出力116ps/最大トルク200Nmを発揮する1.0Lの直噴ターボエンジン。組み合わされるトランスミッションは、乾式デュアルクラッチの7速「Sトロニック」で、排気量から想像するよりもパンチ力のある動力性能と優れた実用燃費を両立したとしています。駆動方式はベース車と同様にFF。

アウディA1
「Audi A1 citycarver Black Style PLUS」のインパネ

設定されるボディカラーは「クロノスグレーメタリック」と「アローグレーパールエフェクト」の2色で、合計限定125台となっています。

プレミアムコンパクトハッチから派生したクロスオーバーモデルの「Audi A1 citycarver Black Style PLUS」。

アウディは、A4やA6にオールロードクワトロを設定しています(A6は現在、未設定)。限定車とはいえ、A1という末弟でもクロスオーバーテイストを強調したモデルが加わったことになります。

●ボディサイズ:全長4050×全幅1755×全高1485mm

●価格:464万円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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