■X1のMパフォーマンス開発車両同様にクワッドエキゾーストパイプ装着
BMWは現在エントリーモデル「1シリーズ」改良型を開発していますが、その高性能モデルと思われるプロトタイプをカメラが捉えました。
初代1シリーズは2004年に登場、第3世代となる現行「F40型」は2019年から販売されており、4年目にしてこれが初の大幅改良となります。
キャッチしたプロトタイプは、改良モデルとは思えぬヘビーカモフラージュをまとっており、ディテールは不明です。
しかし、ヘッドライトは現行モデルより丸みがあり、角度がないように見えます。側面に大きな変更はないようですが、後部ではLEDテールライトのグラフィックが刷新されているほか、ルーフスポイラーにスプリットデザインを採用、大きくキックアップしており、かなりアグレッシブです。
また、ボディは若干ローダウンされ、強化ブレーキ、大径ホイールが装着されています。
そして注目は、クワッドエキゾーストパイプを装備している点でしょう。先日はX1のMパフォーマンス開発車両でも同システムが見られました。
このプロトタイプも高性能モデル「M135i」である可能性が高いのですが、最新情報によると、市販型には「M140i」の名称が与えられる可能性があるといいます。M140iは2019年のスペシャルモデルを最後に廃止されており、実現すれば3年ぶりの復活となります。
キャビン内では、最新のiDrive8インフォテインメントシステムを取得、カーブドディスプレイ搭載が採用されると思われます。また、従来のギアシフターは、コンパクトなトグルスイッチスタイルのギアセレクターに変更される可能性が高いです。
最後のM140iでは、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力340ps・最大トルク500Nmを誇りましたが、この新型M140iではメルセデスAMG A45やアウディRS3と戦うために400ps程度が噂されています。
M135i/M140iの登場は、早くとも2023年以降と予想されます。